「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



ChanさんのサイトにあるこのRGB→YCbCr変換
回路を組み立ててみました。

http://elm-chan.org/works/yuv2rgb/report_j.html
このページの一番下にある「参考回路4(逆変換) 」
を作ってみたものです。

目下、私のサイトではオペアンプ関係の記事を書き進めてますが、
(こことか。http://picavr.uunyan.com/op_amp_firststep.html
まずはオペアンプの基礎解説からスタートして、やがて
Chanさんのこの変換回路について細かい部分まで理解
してみよう、ということを当面のゴールに設定しています。

回路自体はそれほど部品が多いわけでもないので、
見れば動作概要はすぐわかると思うのですが、
細かいところを見ていくと、少ない部品で確実に
動作するような工夫が随所に見て取れます。
…さすがですねぇ…

AC結合するためのペデスタルクランプ入力回路とか、
シンクロ信号周りにデジタルトランジスタを使う意味や
その動作とか、もちろんオペアンプ周りの抵抗計算とか…。
これ以上簡単にするのが難しいってくらいに煮詰まってます。

解釈が進むにつれて、感嘆のため息が出ましたよ。
ホント。こういうのを片手間で作れちゃうっていうのが
凄いなぁ。

ちなみに、この回路にヒントを得て、もう少しだけ
自分なりに頑張ってみたのが例のTINY2313や
16F84Aで作ったRGB出力の回路。
(これとか。http://picavr.uunyan.com/pic_m_component.html
ただしこれには、何のオリジナリティーが無いのも
嫌だったので、デジタルトランジスタを使わずに、
ゴリゴリに抵抗計算だけで組んでみました。

そうそう。Chanさんの回路では負電源周りはコイルを
使っていましたが、コイルでの負圧生成は私の頭では
理解が出来ないので、LTC1144を使ってみました。

実は、電源キャパをろくに計算もせず、
「まぁ、なんとか間に合うだろう…」とタカを括って
LTC1144にしちゃったのですが、オペアンプIC3つ
(6回路分)では相当電流を取るようで、LTC1144
からの出力電圧幅は大きく下がってしまい、マイナス1.6V
程度しか出ていません。
(正電源から負電源の間の電圧が6.7V程度だったかな?)
やっぱこのIC、それほど電流は取れません。

私の作った8ピンPICの負電源の方が、もう少し
電流取れるはずなので、そっちを使ったほうがマシ
だったかな???

まぁ、ビデオ信号は大きな出力電圧は不要なので、
試しに動かしてみたら映像の乱れも無くちゃんと
表示されたので一安心。

そのうちPCBEの回路図とかもアップしたいと
思いますが、できれば負電源周りはもう少し
電流が取れるものを選んだ方がいいようです。

あと今回カメレオンレジスト(10K)でプリント基板
作ってみたんですが、片面でIC6個ともなると配線が
如何ともしがたく、ジャンパー線だらけになっちゃいました。
20本近くあります…。↓こんな悲惨な状況…


念のために断っておきますが、裏面はプリントされた
基板です。ちゃんとパターンがクネクネと通ってます。
でも表面もこんなに配線が這っちゃってます…。(TへT)

両面プリントが上手に作れればもっとまともに
なるんでしょうが、いまの私の腕ではまぁこんなもん
かな。

左端がアナログRGBコネクタ(15ピン)で、
下のほうにケーブルで繋がっているのがデジタル
RGB(8ピン)。
右側にある3つのRCA端子がコンポーネントです。
もちろん15kHz入出力だけ。VGAには
使えませんよ。

PC-8801mkⅡSRのアナログRGBと
デジタルRGBをソニーWEGAのD端子に繋いで
みましたが、ちゃんと綺麗に表示されました。
コンポジットと違って、細かい文字でも色がにじんだり
しません。コンポーネント、さすがです。

その他色々試してみて面白いことがあったので、近々
サイト上に纏めておきます。



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