ねもばーばのはっぴーらいふ

バーバの山歩き、花めぐり

ベトナム~カンボジア;ファンシーパン第2キャンプ②

2010年01月21日 | 山 自然 花 登山 信州 ボランティア
㋀10日(日)
 眠れない夜が明けた。風は少し静かになっていた。
昨夜は寒かった。背中が痛かった。
この小屋の床は竹を荒く並べ、その上に薄いビニールシートを敷いてあった。現地で用意してくれた寝袋の中に、持参した自分の寝袋を重ねて体を入れたが、竹のゴツゴツで背中が痛くてひっきりなしに寝返りをする。
寒い!寝袋の中にカッパを着て入り、手袋もはめた。
隙間風は寝袋から出た顔を吹き抜けてゆく。その風上に野天のトイレがあることに気づき、思わず寝袋の中に顔をうずめた。
夜中になっても強い風はこの窪地の小屋にも吹き付ける。トタン屋根を動かし、床下をくぐり、4枚の金属製の戸を軋ませる。そのうちに奥の戸が一枚外れた!このままにしておくと小屋に風を含んで屋根ごと剥がされるのではないかと怖くなった。(こう思ったのは私だけではなかったことを、朝確めた。女性陣、口をそろえて“怖かったねえ”と)でも、誰も起きようとしない。寒いので、誰か起きてくれないかと思っているらしい。私はたまらず、近くに寝ているはずの現地ガイドに声をかけた。“ゾウさん!戸が外れたわよ!”

それにトイレに起きるのがこんなにつらかったのは初めてだ。全く長い夜だった・・。
(小屋の中の写真が一枚も無いのがとっても残念)

 今回のツアーのメンバーとは3年前の11月、ネパールのジョムソン街道を旅した。あの時のポーターさんはベッドまであったいゴム製の湯タンポを運んできてくれたなあと、懐かしく思い出していた。

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ベトナム~カンボジア;ファンシーパン第2キャンプ

2010年01月21日 | 山 自然 花 登山 信州 ボランティア
11:00 第1キャンプに到着、ポーター達(兼キッチンボーイ)が用意してくれたサンドイッチ(キュウリ、トマト、チーズ)をほうばった。
トイレはもちろんお天道様の下で。その後も台風並みの強風に悩まされ、小刻みに休憩を入れながら登った。
15:00 尾根から少し下った竹林を切り開いた窪地にある第2キャンプに到着した。
この写真の右側のシート張りの小屋はキッチン兼ポーターの寝床、左側のトタン屋根の小屋が我われの客室・・。昨年の4月まではここにテントを張っていたというが、その後こんな立派な鉄骨で組まれたタテモノが出来たという。30人位は寝られるだろうか。到着してもなかなかティーが出てこない。ネパールのポータ達のように手際よい仕事が出来るよう訓練されていないようだ。
ツアリーダーのアサイ氏が味噌汁とお餅を使って何か作ろうということになった。
私とアサイ氏はキッチンの小屋におじゃました。
みると、コンロや燃料があるわけでなく、薪は周辺の竹林から調達してきたものだ。竹を切り倒して転がしておき、乾燥したころに、ポキポキ折って燃やしているのだった。これで何十人の食事を用意するのだから時間がかかるわけだ。しかし、エコな調理法だ。
われ等は1つの鍋にお湯を沸かしてもらい、日本からアサイ氏が持参した味噌汁の元を絞り込んだ。もうひとつの鍋に油を入れてもらい、切り餅を20個揚げた。
それに日本からの上等な海苔を巻いて、醤油をかけた。3個はポーターのリーダーに残し、腹を空かして待っているメンバーの元へ運んだ。皆さん“美味しい!!”と大喜び。お餅は1個づつだが、味噌汁はおかわりできた。
それからベトナムのキャンプ料理が出来上がったのは、更に一時間かかった。ご飯と野菜炒め、スープなど、ヘッドランプを灯しながら美味しく頂戴した。
それからの一夜がまたまたひと騒動・・・。つづく
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