岳岱ブナ林を愉しんだ後、釣塀落峠(つるべおとし峠)へ
ここの紅葉が最盛期ということで車を走らせた。行く道々も素晴らしい景色に歓声をあげた。
峠に着いたが、午後の陽は雲に隠れて峠から覘きこむ谷には当たってくれない・・・。
“つるべ落とし”の名はどうして付いたのか、どうもどこにも書いていない。その夜に泊まった宿で聞いてみたところ“井戸に釣瓶を落とすような感じがするほど深い谷”ということらしい。
藤里駒ケ岳から少し下ったところに岳岱(たけたい)ブナ林があった。私たちはここで遅い昼食をとる為に立ち寄った。林の奥に入って昨夜の宿で作ってもらったおにぎり弁当を広げた。頭の上は大きなブナが覆いかぶさっていて気持ちよく、深呼吸をしたくなる。沢を挟んで見える山には真っ赤な紅葉が・・・。
今まで静かな山歩きをしてきたが、ここは「自然教育林」として役割があるので、親切な解説が要所々に準備され、大型バスも駐車していた。