これから歩くインカトレイルを実りあるものにするためには、まずアンデスの歴史を知らなければならなかった。インカの時代、そしてペルーについてだ。
その手段としてリマの中心地にある大きな博物館で、日本語の話せる現地ガイド氏によるガイダンスをうけた。しかし、なんとも難しい・・写真に撮って後で勉強しようと思っても、博物館の中は大方、撮影禁止となっていた。
ガイド氏の話で印象に残ったのは、インカ時代の素晴らしさと1532年にスペイン人に侵入され、それまでの文化が壊されことへの怨み節・・だった。現地人は武器といえば木の棒だけ、そこへ鉄砲を持ち込んだスペイン人に、約300年間統治された。“スペインが去っていく時、金や銀など金目のものだけを持ち去った。そのためこの博物館には大量の土器などが残っているのです・・・”と
スペインから独立できたのは1821年7月28日
クスコで日本語に訳された本「ペルーとマチュピチユへの誘い」を購入できたのでそれを見てみよう。今夜は少し暇ができたし・・・自分の復習のためにも・・・
アンデスの歴史に関する大まかな年代区分
Ⅰ プレ・セラミック(土器)期(紀元前15000年頃ー2000~1800年)アンデス地域への入植
Ⅱ 初期セラミック期 (紀元前2000~1800年~1000年頃)セラミック(土器)の出現
Ⅲ 前期ホライゾン期 (紀元前1000年ー200年)広域な文化的な広がり,チャビン文化崇拝の浸透
Ⅳ 前期中間期 (紀元前200年ー紀元前500年)地域分散化と発展
Ⅴ 中期ホライゾン期 (紀元前500年ー紀元前900年)広域な文化的な広がり、2度目の文化的統合
Ⅵ 後期中間期 (紀元前900年ー紀元前1438年)地域分散化と発展
Ⅶ 後期ホライゾン期 (紀元前1438年ー1532年)広域的な広がり;インカ帝国の時代