河川公園が恐くならないように・・・・。
の願いを込めて、今朝も車で河川公園でのお散歩をしてきました。
幸い、あの訓練士らしき人もいなく、いつもの河川公園だったのですが
鈴ちゃんのテンションは
りんちゃんの大好きな場所である、他の人の姿が見えない秘密の広場に連れて行ったけれど
トップフォトのような、シッボがあがらない状態でした。
さて、昨日書いたシェパードさんのことですが、あれは
しつけをしているのではありません。
競技会の訓練をしている感じでした。
家庭犬のしつけなら、ヒールにつかせてのオスワリで、少々そのスピードが遅かろうが
ちゃんとヒールの場所で座ろうとしているのだから、何の問題もないはず。
でも、競技会で優秀な成績になるためには、
そのスピードとかも関係があるんでしょうね。
最初は、早くお尻を地面につけてほしくて、すでに降ろしかけているシェパードさんのお尻を
上から押さえつけていました。
それが、バシンと叩くになって
何度かバシンと叩くが繰り返されて
それでも、スピードが早くならなかったので、蹴り上げ、キャインになったように見えました。
このシーンでの罰は、まるで逆効果なのに。
昔と違って、現在では「学習の心理」が確立されています。
特に学習能力の高い犬に関して、何かを学習させるためには、この心理にのっとって
教えることが最適なんです。
オペラント条件付けっていうのを聞いたことはありますか?
これは、心理学用語なんですけれど、現在のドッグトレーニングや犬のしつけの基本になっている
学習理論のベースです。
刺激や強化子、三項随伴性など、実際の心理学では、専門用語がいっぱいでてきますが
一般の人がわかりやすいように、言葉を変えて説明すると・・・・。
犬があるシーンで、自分が何をするかによって
「ごほうび」=犬にとって良いこと、うれしいこと
や
「罰」=犬にとってイヤなこと
が増えたり減ったりします。
【1】「ごほうび」となるものが増えるのなら
犬は、次からも同じシーンでその行動繰り返すようになります。
【2】逆に、「罰」となるものが増えるのなら
犬は、そのシーンでその行動をしないようになります。
【3】また、犬がそれをしちゃって「ごほうび」がなくなる場合も。
それだと、今度からやめよう・・ってなるし。
【4】逆にそれをしたら、「罰」となるイヤなことがなくなった
っていう経験をしたら、それをするようになるんです。
例えば
【1】「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
「ほめてもらえた」または、「トリーツをもらえた」。
これを何度も経験していると、
「オスワリ」と言われると「オスワリ」をするようになります。
【2】「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
「叩かれた」または「怒鳴られた」。
これを何度も経験していると、
「オスワリ」と言われると「オスワリ」をしないようになります。
【3】ボールをくわえている時に、「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
ボールをとりあげられた。
これを何度も経験していると、
ボールを持っている時に、「オスワリ」と言われたら、ボールを取り上げられる=うれしいことがなくなるので、「オスワリ」をしないようになります。
【4】恐い相手とすれ違う時に「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
その恐い相手が去って行った。
これを何度も経験していると、恐い相手が見えた時に「オスワリ」って言われると、
恐い相手が去っていく=イヤなことがなくなるので
「オスワリ」をするようになります。
この4つのパータンを使えば、犬にいろんなことを教えられます。
ただ、「こほうび」というと食べものをイメージしたり「罰」というと、体罰をイメージする人が多いのですが、
実際はその犬にとって、うれしいことかイヤなことかによって変わるんです。
犬によっては、ガミガミ言うママが大好き!って子もいます。
いたずらをして、ママが「コラー!!」って追いかけて来て、ガミガミ!!
それがうれしくって、何度もいたずらをするワンちゃんにとっては
ママのガミガミが「ごほうび」なんですよね。
つまり【2】の叱って罰を増やしているつもりが、実際は【1】の「ごほうび」を増やしている状態だったんです。
そんな子が、たまたまお散歩中に出会ったワンちゃんに「ワンワン」吠えたら、
またママがガミガミ、自分に向かって言ってくる・・・なんてことを経験したら
次からワンちゃんをみかけたら「ワンワン」吠えよう!って学習します。
だって、自分に注目してくれて、ガミガミしてくれる「ごほうび」をくれるんだもん。
お外でフードを食べられないびびりんの鈴ちゃんの場合は、散歩中のオスワリを教える時
【4】で教えました。
車やバイク、自転車が恐い鈴ちゃん。
私は、見かけたらすぐに「オスワリ」を指示します。
そして、車やバイク、自転車が通り過ぎたら「オッケー」と言って歩き出します。
鈴にしてみたら、ママに「オスワリ」と言われて「オスワリ」をしたら
恐い車やバイク、自転車がなくなった=「罰」イヤなことがなくなったと学習。
子犬の頃は、逃げようとしたり隠れようとしたり、キョドていた鈴ちゃんですが
今では、車など恐いものを見たら、オスワリして通り過ぎるのを待つようになりました。
また、公園に着いたときは、まず「オスワリ」をさせて、「OK」で大好きな飼い主さんに駆け寄っていいことにしています。
これもパターン【1】。鈴にとってうれしい「ワンコ友達の飼い主さんへの挨拶」をごほうびにしているんです。
なので、公園に着くとスピーディにオスワリをしてくれます。
早く挨拶に行きたいもんね。
この学習の心理から考えても、昨日のシェパードさんへの体罰は、すべてが逆効果だと思うんです。
訓練士はスピーディにヒールポジションでのオスワリをしてほしいと思っているはずなのに。
シェパードは、ヒールポジションでのオスワリは理解していて、やりかけているのに叩かれる。
または、オスワリしたのに叩かれる。
さらに蹴り上げられる。
そうなると「えっ?自分の行動は間違っていたのか?」と思って
どんどんオスワリするのが恐くなります。
さらに、迷いが生じるので、行動がどんどん遅くなります。
やめさせたい行動をした時に、罰は有効ですが
スピードをあげさせたい時に罰を使うのは、私には理解できませんでした。
まぁ、罰も有効につかえば、しつけやトレーニングに役立ちますが
犬に痛みを伴う体罰だけは、反対です。
犬は、その人のことが恐くて従うことはあっても、信頼はしませんから。
あっ、でも風ちゃんか鈴にマウントした時
「もう風ちゃん、やめてーや」って、ボディをパチンと叩くことが。
体罰ってつもりはないけれど、他の人からみたら、そう見えていたりして。
やっぱり、鈴ちゃんのしっぼは、上向きがママは好き!!
また、河川公園でも
そんなしっぽをみせてほしいワン。
鈴ちゃんは本当に、感受性が強いんだから。
それに比べ風ちゃんは、他の犬の悲鳴には、我関せず。
そんな風ちゃんだから、手術で入院中のあの環境でも、どんどん回復していったのかも。
風ちゃんって、メンタル強いなー。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
メンタルが強い風ちゃんにポチっをお願いします。
←すみませんが両方押してください→
いつも押してくださって、どうもありがとうございます。
ナイーブな鈴ちゃんの応援もよろしくお願いします。
の願いを込めて、今朝も車で河川公園でのお散歩をしてきました。
幸い、あの訓練士らしき人もいなく、いつもの河川公園だったのですが
鈴ちゃんのテンションは
りんちゃんの大好きな場所である、他の人の姿が見えない秘密の広場に連れて行ったけれど
トップフォトのような、シッボがあがらない状態でした。
さて、昨日書いたシェパードさんのことですが、あれは
しつけをしているのではありません。
競技会の訓練をしている感じでした。
家庭犬のしつけなら、ヒールにつかせてのオスワリで、少々そのスピードが遅かろうが
ちゃんとヒールの場所で座ろうとしているのだから、何の問題もないはず。
でも、競技会で優秀な成績になるためには、
そのスピードとかも関係があるんでしょうね。
最初は、早くお尻を地面につけてほしくて、すでに降ろしかけているシェパードさんのお尻を
上から押さえつけていました。
それが、バシンと叩くになって
何度かバシンと叩くが繰り返されて
それでも、スピードが早くならなかったので、蹴り上げ、キャインになったように見えました。
このシーンでの罰は、まるで逆効果なのに。
昔と違って、現在では「学習の心理」が確立されています。
特に学習能力の高い犬に関して、何かを学習させるためには、この心理にのっとって
教えることが最適なんです。
オペラント条件付けっていうのを聞いたことはありますか?
これは、心理学用語なんですけれど、現在のドッグトレーニングや犬のしつけの基本になっている
学習理論のベースです。
刺激や強化子、三項随伴性など、実際の心理学では、専門用語がいっぱいでてきますが
一般の人がわかりやすいように、言葉を変えて説明すると・・・・。
犬があるシーンで、自分が何をするかによって
「ごほうび」=犬にとって良いこと、うれしいこと
や
「罰」=犬にとってイヤなこと
が増えたり減ったりします。
【1】「ごほうび」となるものが増えるのなら
犬は、次からも同じシーンでその行動繰り返すようになります。
【2】逆に、「罰」となるものが増えるのなら
犬は、そのシーンでその行動をしないようになります。
【3】また、犬がそれをしちゃって「ごほうび」がなくなる場合も。
それだと、今度からやめよう・・ってなるし。
【4】逆にそれをしたら、「罰」となるイヤなことがなくなった
っていう経験をしたら、それをするようになるんです。
例えば
【1】「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
「ほめてもらえた」または、「トリーツをもらえた」。
これを何度も経験していると、
「オスワリ」と言われると「オスワリ」をするようになります。
【2】「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
「叩かれた」または「怒鳴られた」。
これを何度も経験していると、
「オスワリ」と言われると「オスワリ」をしないようになります。
【3】ボールをくわえている時に、「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
ボールをとりあげられた。
これを何度も経験していると、
ボールを持っている時に、「オスワリ」と言われたら、ボールを取り上げられる=うれしいことがなくなるので、「オスワリ」をしないようになります。
【4】恐い相手とすれ違う時に「オスワリ」って言われて、「オスワリ」をしたら
その恐い相手が去って行った。
これを何度も経験していると、恐い相手が見えた時に「オスワリ」って言われると、
恐い相手が去っていく=イヤなことがなくなるので
「オスワリ」をするようになります。
この4つのパータンを使えば、犬にいろんなことを教えられます。
ただ、「こほうび」というと食べものをイメージしたり「罰」というと、体罰をイメージする人が多いのですが、
実際はその犬にとって、うれしいことかイヤなことかによって変わるんです。
犬によっては、ガミガミ言うママが大好き!って子もいます。
いたずらをして、ママが「コラー!!」って追いかけて来て、ガミガミ!!
それがうれしくって、何度もいたずらをするワンちゃんにとっては
ママのガミガミが「ごほうび」なんですよね。
つまり【2】の叱って罰を増やしているつもりが、実際は【1】の「ごほうび」を増やしている状態だったんです。
そんな子が、たまたまお散歩中に出会ったワンちゃんに「ワンワン」吠えたら、
またママがガミガミ、自分に向かって言ってくる・・・なんてことを経験したら
次からワンちゃんをみかけたら「ワンワン」吠えよう!って学習します。
だって、自分に注目してくれて、ガミガミしてくれる「ごほうび」をくれるんだもん。
お外でフードを食べられないびびりんの鈴ちゃんの場合は、散歩中のオスワリを教える時
【4】で教えました。
車やバイク、自転車が恐い鈴ちゃん。
私は、見かけたらすぐに「オスワリ」を指示します。
そして、車やバイク、自転車が通り過ぎたら「オッケー」と言って歩き出します。
鈴にしてみたら、ママに「オスワリ」と言われて「オスワリ」をしたら
恐い車やバイク、自転車がなくなった=「罰」イヤなことがなくなったと学習。
子犬の頃は、逃げようとしたり隠れようとしたり、キョドていた鈴ちゃんですが
今では、車など恐いものを見たら、オスワリして通り過ぎるのを待つようになりました。
また、公園に着いたときは、まず「オスワリ」をさせて、「OK」で大好きな飼い主さんに駆け寄っていいことにしています。
これもパターン【1】。鈴にとってうれしい「ワンコ友達の飼い主さんへの挨拶」をごほうびにしているんです。
なので、公園に着くとスピーディにオスワリをしてくれます。
早く挨拶に行きたいもんね。
この学習の心理から考えても、昨日のシェパードさんへの体罰は、すべてが逆効果だと思うんです。
訓練士はスピーディにヒールポジションでのオスワリをしてほしいと思っているはずなのに。
シェパードは、ヒールポジションでのオスワリは理解していて、やりかけているのに叩かれる。
または、オスワリしたのに叩かれる。
さらに蹴り上げられる。
そうなると「えっ?自分の行動は間違っていたのか?」と思って
どんどんオスワリするのが恐くなります。
さらに、迷いが生じるので、行動がどんどん遅くなります。
やめさせたい行動をした時に、罰は有効ですが
スピードをあげさせたい時に罰を使うのは、私には理解できませんでした。
まぁ、罰も有効につかえば、しつけやトレーニングに役立ちますが
犬に痛みを伴う体罰だけは、反対です。
犬は、その人のことが恐くて従うことはあっても、信頼はしませんから。
あっ、でも風ちゃんか鈴にマウントした時
「もう風ちゃん、やめてーや」って、ボディをパチンと叩くことが。
体罰ってつもりはないけれど、他の人からみたら、そう見えていたりして。
やっぱり、鈴ちゃんのしっぼは、上向きがママは好き!!
また、河川公園でも
そんなしっぽをみせてほしいワン。
鈴ちゃんは本当に、感受性が強いんだから。
それに比べ風ちゃんは、他の犬の悲鳴には、我関せず。
そんな風ちゃんだから、手術で入院中のあの環境でも、どんどん回復していったのかも。
風ちゃんって、メンタル強いなー。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
メンタルが強い風ちゃんにポチっをお願いします。
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いつも押してくださって、どうもありがとうございます。
ナイーブな鈴ちゃんの応援もよろしくお願いします。