聖杯とは忘れ去られた女神の象徴であり、それを求める騎士の物語が中世のテーマとなる、ところでマグダラのマリアを女神・聖杯・薔薇・聖なる母として崇拝する人々がいた。
一方、イエスに子がいたとすれば「神の子・キリスト」という教義が崩され、教会こそが、神に近づき、天国に行くことのできる唯ひとつの方法だという主張が成立しなくなる。
一説では、マグダラのマリアの子孫はフランスで生活し、その血統は引き継がれて行き、メロヴィング王朝の成立になるという。
ダコベルト2世の死をもってメロヴィング王朝は断絶するのだが、息子のジギベルト4世が王家の血を伝え、プランタール家・サン・クルール家となって受け継がれている、という。