上野で故宮博物館展をやっていて、180分待ち210分待ちの行列、若い館員は、
「いえ サイコウは240分の4時間待ちでした」
これは、あの一品・翠玉白菜のためだが、その展示は7月7日までだった、
「今は どこを回っているの」
「それが・・・」
「どうしたんだい」
「もう 台湾に帰りました」
どうやら、破格の好意だったようだ、決して国外には出さない名品中の名品・絶品中の絶品、では、どうして日本で展示したのか、あるいは、司馬遼太郎と李登輝さんの、
「台湾は 台湾人のものです」
週刊朝日の編集部もよく支えてくれたものだ、台湾人の喜びはどれほどのものであったか、日本の作家のいのちをかけた一句に、至宝中の至宝をもって応える、おそらく大陸の文人の中にも、このやりとりを知り、首を垂れる人もいたのではあるまいか。
利害得失を越えた紳士の応対、
「東洋の秋は ほろびてはいなかった」
東洋の男たちの千年の夢、三千年の誇り、そう、これが文明なのだ、女子供の上に原爆を落とす白人たちのうかがい知ることのできない世界だ。
善きかな
善きかな
ふたつの国に 幸運あれ
ふたつの国に 栄光あれ
なお、この一遍は、もうひとつのブログ「安藤真の横浜通信(Yokohama888 )」の「三人の作家ー司馬遼太郎ー」の続編です。