パラオ共和国を訪れた両陛下は、ペリリュー島で戦没者の慰霊碑に「白菊を献花」、生き残った老人は、
「これで 一万人の兵士が・一万人の日本の若者が よろこんでいると思います」
さらに、アメリカの戦死者にも頭(こうべ)をたれる。
世界中が見ていた、
「ニッポンは ちがう」
「日本は ケチばかりつけ ウソばかりついている国とは 格がちがう」
さらに、
「ニッポンには 文明の本質が備わっている」
韓国と中国はチンモクか、ローマ法王は、どのように思ったことだろう。
さて、ドル・ユーロ・円さらに人民元が、複雑にからみあう世界の金融体制の中で、ニッポンの首相の能力と行動力は、どの程度の地位か、
「中間管理職くらいだね」
どういうことだろう、それは、政治と経済の関係で、政治は経済の下にいるべきという世界観であり、政治が経済に先行するとひどい目にあう、政治の独走は国際経済の制裁を受ける、それが、去年のプーチンで、ルーブルの価値は半減し、ロシア経済は青息吐息だ。
さて、数百の企業にカネを貸しているのはニッポンの銀行だが、直近、アメリカのメガバンクが進出しており、コントロールとまではいかないまでも、さまざまの圧力で影響下に置こうとしているようだ、さらに、決定的なのが、アメリカの金利政策、巨大な資金の流れを左右する、今回のアジフラ、彼らは予想していたのか。
ところで、共産中国の急速な発展には、どんなプロセスがあったのか、もちろん、西側諸国の技術供与と資本投下が大きかったのだが、とりわけ、シンガポール・ニッポン・アメリカが決定的な役割を果たしたのではあるまいか、そして、そんな彼らを後押ししたもの、それは、マーケットが拡大すれば、自然に利権が増大する国際的商業資本家や金融資本家だったのではあるまいか。
そろそろ、このテーマをしめくくらなければならない、世銀やアジア開発銀行は、いままで何をしてきたんだろう、アジ・フラ銀行への50カ国にも及ぶ参加は、彼らの不満の意思表示かもしれない、それに、アメリカに対する反発、特に、イギリスの裏切りが大きい、かといって、中国がいいかというとそうも言えない、辛辣で直截な意見が飛び交う、
1、中国のバブル崩壊のための金集めだからな
日米が参加しなければ その金は集まらない
2、デフレの国は 参加したくてしかたない
こんな意見、
3、世界規模の詐欺
詐欺師は笑いながら やって來る
すごいね、「詐欺師は笑いながらやって来る」、これだから、ネットはやめられない、今年イチバンの収穫かな、
4、シャドーバンキングのときの
補填(ほてん)に使われそうだな
さらに、
「20年までに 8兆ドルの資金需要 そんなに供給しても工事が追いつかないし 返済できないに決まっている」
つまり、
「こうして巨大な需要を煽(あお)るのは まさにバブルの手口だ」
昨年はロシアのクリミア編入、今年はアジ・フラ投資銀行の異常な人気、大戦後の政治・経済システムがほころびかけており、一体、どうなるのか、だから、日本とアメリカのタッグは、より強力になるのかもしれない。