戦前の日本は、五つの統治領を持っていた、
1、台湾 下関条約 1895 ②
2、関東州 ポーツマス条約 1905 ⑤ ⑥
3、南樺太 ポーツマス条約 1905 ③
4、朝鮮 日韓併合条約 1910 ④
5、南洋諸島 国際連盟規約による委任統治 1919~1920以後 ⑦
4の日韓併合条約は明治43年・1910年で、数々の政策を実行し、その統治期間に3倍以上の人口に達したが、こういった点は、まったく評価されないようだ、ビクトリア女王時代のアフリカの暗黒史と比べてもらいたいものだ、どうだろう、やはり、これらの国とは関わらないのがイチバンかもしれない、福沢の「脱亜論」は、今でも新しい。
さて、今回のパラオは5に入るが、パラオ共和国は大変に親日的で、元はスぺインが統治していたが、ドイツが450万ドルで購入、ドイツはインフラ事業をしなかった、第一次大戦後、日本の統治領となり、多くの日本人が移住したのだが、ヨコハマの下町のOさんは、父親の商売の都合で、子供時代をパラオで過ごした、
「よかったですね 両陛下の訪問 ほっとしました」
Oさんは、この下町には珍しく国際センスがある、前向きで明るい、これも海外で育ったせいかもしれない、
「パラオは大変に親日的ですが インドネシアも親日で 日本に感謝する記念日があるんです」
「あの国とは ちがうね」
「だから 韓国と中国が異常なんですよ」
「韓国 こまった国ですね サンケイの支局長のケース あれはひどかった」
「それに あの国は 天皇陛下を『日王』と言っている 見下したつもりなんでしょう 世界の外交常識を無視している」
「日韓基本条約を締結する時 ああだこうだと無理難題を主張してくる この時 日本の役人と政治家は そんなに言うのなら 半島に投じたインフラ事業の費用を払ってほしい」
「当時は まだ気骨のある日本の男がいたんだ」
「学校・病院・鉄道・道路・港湾・通信施設 現地予算の なんと40%近くを現地のインフラ事業に投じているんです そのため 日本が統治している期間に人口が3倍になった」
「李氏朝鮮の過酷な支配を知っているのか 人口の40%が いえ それ以上という研究もある 無為徒食の両班(やんばん・支配クラス)で 彼らは まったく仕事をせず タバコの火まで点けさせた」
「働かない連中が 全人口の半数近くとは どんな社会でしょう 彼らは生殺与奪の大権をほしいままにしていた こんな国が 世界のどこにあるんだ」
「だから その数百年間に 有為で善良な若者が根絶やしにされた わたしは そう思っているんですよ」
声を落として、
「よかったですね 両陛下の一礼 ジャングルのあちらこちらで 英霊たちのすすり泣く声がする ナミダをぬぐっていたことでしょう」
ヨコハマの男は、
「これで やっと ジョーブツ(成仏)が できます」