アジアインフラ投資銀行は、参加国が資金を供出するのだが、中国が50%を出資するとしたら、その運用の主導権は中国になる、すると、この銀行は、徹頭徹尾、中国の中国による中国のための銀行になる。
北京を訪れた親中派の自民党議員に李克強は、にこにこ笑いながら、
「まだ 間にあいますよ」
「詐欺師は笑いながらやって来る」、ビンボーな国が参加しても役には立たない、GDPの大きな国が参加してくれれば、その分担金も増える、つまりAIIBの狙いは日本の資金だったのかもしれない、すると、今回の参加国の中で、アジアでイチバンの韓国はどうなるか、いい思いをしようと思ったが身包み剥がされてしまうのか、この銀行で、
1、決定するのは中国
2、運用するのは中国
3、受注するのは中国の企業
ところで、李克強は日本留学組のひとりで、なんとあの小沢一郎の家に下宿している、小沢さんが元気なら、イチマイ噛んだか、政治の世界は、外から見ていても分からないことが多い、李が、
「実は 中国の経済事情はタイヘンなんです」
「・・・」
「手を貸してくれませんか 見返りは約束します」
だが、こういったことは、金融の法則で処理したほうがいい、政治がからむとややこしいことになる。