金利を調節することで近代国家の経済活動は運転されてきた、金利を上げて景気を引きしめる、金利を下げることによって、通貨供給量を増大させ、取引きや投資を活性化する、ニッポン経済、ゼロ金利にしたが、景気が良くならなかった。
この国に、やっかいなデフレが進行する、ゼロ金利より強力な金融政策、それが金融緩和、マーケットにジャブジャブとお金を流しこむ、黒田バズーカの「異次元の緩和」、世界がビックリした、海外投資家の目が集中、これだけでもタイヘンな効果だ、評論家や学者・インテリたちは、いろいろと言うが、現実を動かす、その動きを持続させるということ、これほど重要なことはない。
円の価値が下がり円安が進行し、輸出産業が息を吹き返す、トヨタは1円の円安で400億円の利益になるという。
日銀、ゼロ金利から金融緩和までに4年の歳月、これは、致命的なロスだったのか、元来、銀行家はインフレを嫌う、それは、通貨の価値が下がるからで、必要以上に神経質だ、だから前の総裁などは、小さな世界ではヒーローだったんだろう。
太目で赤ら顔、ちょっと血圧高めのオトコのほうが、バリバリと仕事をするように、少しインフレ気味の方が、その国の経済活動にはプラスになるケースが多いのではあるまいか。
さて、アメリカの「利上げ」、9月か12月か、これによって世界経済は、どう変わるか、アメリカの輸出力は弱まるのか、それよりも中国、強いドルによって、人民元がどうなるのか、あるいは、隠された国際戦略があるのかもしれない。