中学以来の友人・ミロク君、
「大唐帝国には 2年間しか いなかったんだろ」
「長安だね ちょっと短いかな」
「いやいや 2年で十分だったと思う」
ミロク君の「ミロク」はあだ名、アタマがいいというか、ヘンなやつなのだ、
「それ以後の 空海の活躍を見れば2年間で十分」
「へー」
「ああいうヒトは 自分の疑問を確認するために本を読む 修行する 答えは彼のこころの宇宙にある」
そう来たか、
「じゃあー 長安に行く前に答えを予想していた」
「火花だからね」
ミロク君は学校が嫌い、
「肉屋の子供と八百屋の子供 農家のの次男坊をいっしょに教育しようというのはムチャです」
ちょっとモンダイに・・・
「あんときは びっぅりしたな」
「うそつけ 手をたたいていたくせに」
久しぶりの対面だ。