その頃、作家のカップルがホテルの使用を断られた、男は有名推理作家、女は関西の名門女子大出身の女流作家、ちなみに、オトこは高校卒。
「どどどー 思う」
ミロク君は、
「決まってるさ 女王さまと 召し使いだよ」
まよいがない、
「こういうカップルというものは ヒヒヒ そーゆー時は 立場がギャクテンするんだ いいかい」
「・・・」
「このメスブタめ
ブクブクに ふとりやがって
なんだ このサンダン・バラは
かんにん かんにん かんにんどすえ
ならぬ ならぬ
ひいー ひいー
こうしてやる こうしてやる 」
まだ終わらない、
「そして カンチョープレイだ」
「・・・」
「イチジク・カンチョー
ひとつ・ふたつ・みっつ・・・
シャカもキリストも 空海だって これには たえきれない」
だから、
「ビュル・ビュル・ビュー」
「腸壁にこびりついた古便・宿便がフンシュツ ホテルのソファ・ジュウタンにベッチョリ くさくてたまんない」
「ほんとうかい」
天下のミロク大助、
「客商売のホテルが 出入りを断る よっぽどのことだ わかるね」
そして、
「これは 56億7000万年のシンジツだ どーだー」
「おそれいりやした」