イタリアのナポリを歩いていると、通りに面した中庭で、
「オトコたちが なにかを飲んでいる」
前にすすむと開けてくれる、
「おれたちの好きなモノをのんでくれる」
「おれたちが愛するモノをためしてくれる」
「おれたちが育てたモノに敬意をしめしてくれた」
うれしいのだ、
「オトコとオトコの一座建立」
200円ぐらい、タコのアシをちょっと入れた、
「うーむ」
うまいのだ、キュッーとしまった味だ、
「なんだろう この味は」
鎌倉の大仏を見て海岸沿いに帰ってくると漁師がタコを見せてくれ、タコの煮汁を出してくれた、
「ナポリのあのスープの味がした」