スクランブル交差点、コロナ前、金髪のすごい美人とカメラマン、信号が青になると、交差点の真ん中に、
「トコトコ」
そして、おつきのオンナにコートを手渡した、その下は。なんと、
「ナレリーナ」
あの見るもはずかしいパンテー、そして、高々と脚をあげたではないか、シュンカン、
「ビリッー」
「どうしたんだい」
「やぶれたんだね」
「そんなことはない」
「なぜだい」
「あれは やぶれないコトになっている」
「ヒトのなすもろもろのはたらきにゼッタイはない」
「ふん」
「アインシュタインのオジサンだって言っているではないか この世界・この宇宙にゼッタイはないって」