ミロク君の情報分析力は、
「オーストラリア大陸の原住民・アヴォリジニには 青い瞳が出現するんだろう」
なかなかである、
「ああ 当初はイギリス人とのミックスかと思われたが どうやらそうではないようだ」
「どうなってるのかな」
「どうなってるんだろうね」
「青い瞳が出現するシステムはどうなの」
「そうだね 青い因子は劣性なんだな」
「ほーう」
「だから 黒い瞳・暗色と青い瞳・淡色がミックスすると 暗色が発現する しかし その因子は伝達される」
「なるほど」
「その因子を持った者同士が結婚すると 何十パーセントの確率で青い瞳が出現することになる」
「あの おさわがせの貴乃花とタレントの宮沢リエがどうのこうの」
「そんなことがあったね」
「貴乃花の血統は 青森県の出身で色が白く体が大きい 宮沢は父親がオランダ人 だから 二人には淡色・青い瞳の因子を持っている可能性が大きい」
「だから ひそかに願ったんだがね」
ヨコハマのミロク君は、
「それにしてもおツムが弱いね」
「・・・」
「ちょっとは モノを考えたらいい」
なにか言いそうだ、
「あれじゃあ バカのヨコヅナだ」