The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

アジ・フラ投資銀行の異常な人気

2015-04-04 06:54:17 | 世界経済
          
 中国がリードするアジアインフラ投資銀行が注目を集めている、いや、注目せざるをえない、世界の金融システムが変わるかもしれないからだ。

 アメリカ主導の国際金融システムが揺らぎ始めたか、いやいや、1668年のスェーデンの中央銀行創立以来の出来事かもしれない、ヨーロッパ・アメリカ中心の世界経営・金融運営が変化する可能性がある。

 昨年は、ロシアのクリミア編入で大さわぎだった、西側世界はロシアへの経済制裁、サウジの原油戦略の裏にはアメリカの意図があるのだろう。

 サウジは1バーレルが10ドル台でも採算がとれるがロシアは、そうはいかない、たちまち、景気が後退、ルーブルは半値ほどに下落、これを予測したロシアの金持ちは高級外車を購入、また、ルーブルを金やプラチナに交換したらしい、とりあえずはモノにしておく、ナポレオンやヒトラーに包囲された経験があるロシア民族、今回の危機をどうやって乗り切るのか。

 中国のインフラ銀行、大戦後の政治・経済システムの改革のひとつになるか、そう取れないこともないが、役者がモンダイ、中国のホンネは、国内が不景気で供給が過剰になっているんで、そう、不動産バブルの始末にしてしまおう、このAIIBで資金を集め、アジアの発展途上国のインフラ事業、自分が50%を受注し、かわいい韓国にちょっぴりのおすそ分け、ホネのひとつも上げようか、そして、中国の粗悪なセメントや鉄鋼を売ってしまおうということだろう、ネットに、
  中国を信じてはいけない
  世界中から カネを集め
  中国が いい思いをするだけだ

 そして、なんとも穿(うが)ったオピニオンが、
 「オバマは 世界中から なめられている
  イスラム国や中国 
  やりたいほーだいじゃあないか
  こいつが 大統領にいる限りは
  アメリカの復権は ないだろう  」

 なかなか、まあまあ、ニッポンの出番なんだがねえー・・・ 

アジ・フラ投資銀行と人民元建て決済

2015-04-02 03:18:13 | 世界経済
           
 貿易において、輸出では代金を受け取り、輸入では代金を支払う、どの通貨にするか、これまでは、信用と実力のあるドルだったが、ここのところ人民元に人気が出てきた。

 平成23年度上半期のニッポンにおいては、
  輸出取引 (%)    輸入取引
  米ドル  47       72
  円建て  42       23
  ユーロ   7        3
  その他   4        2    

 輸出輸入とも、米ドル建てがメインで、輸出で47%・輸入で72%、そのため、1ドルが119円か120円では、タイヘンな差額になる、なお、平成26年の貿易総額は、
  輸出   73兆 930億円
  輸入   85兆9091億円    

 最近、人民元での決済が増加しており、2013年度には円建て決済を凌駕し、2014年には2倍の8200億ドルであった、人民元の影響力が増大しているのだ、なお、人民元の公認使用国は、
  中国
  ジンバブエ
 非公認使用国・地域は、
  香港
  マカオ
  北朝鮮
  モンゴル
  ベトナム
  ミャンマー
    - 2006 The Wirld Factbook -

 アジアインフラ投資銀行の背景には、人民元の影響力の拡大がある。