最近 「ツユクサ」 の妙な魅力にとりつかれてしまった
今日は妻と一緒に駅前の花屋さんまで歩いて行った
明日が朔なので新しい仏花と榊を買うためだった
帰り道、妻が路傍でツユクサを見つけた
雑草呼ばわりされているが、そこにはかなり纏
私は二本ほどその茎を折って持ちかえることにした
無造作に小瓶に挿してみたが
殺風景な我が家の食卓に明るい兆しが生まれたようだった
ツユクサを持ち帰ったのにはある理由があった
それはこの花には花弁が3枚あり
上部の2枚は青くて大きいのですぐ判るが
下部の1枚は白いがよく判らない
何とかその白い花弁を確かめたかったからだ
この写真は正面からみたツユクサの花
よく観察すると雄しべの奥に白い花弁が見える
実物は小さいので目視では見えないはずだ
これは実物でまず見ることの出来ない後からの写真
白い花弁がはっきりと見える
これで私もツユクサの花弁の姿を確かめることができました
小瓶に挿したが ”水持ちはいいだろうか?” と心配したが
食卓上での照度が足りないのか、3時間後には花を閉じてしまった
だがそこでまたある事に気づいた
写真のように白い花弁は青い花弁を包み込むように閉じている
それぞれが自分の役割分担を持っているのだろう
ツユクサの不思議な花模様にまた魅せられてしまった
写真説明: 小瓶に挿したツユクサ
撮影場所: 自宅DKにて
四日振りに妻と園内を散歩した
歩き出してすぐに ”あれ~、何か雰囲気が違うなあ~” と感じた
蝉たちの鳴き声が聞こえないのだ
どうしてだろう?
ここからは私の勝手な想像ですが
秋雨のように降った雨で
蝉たちの背中の楽器が少し音調を乱してしまったのではなかろうか?
ちょっと静かな園内になっていた
池周りの遊歩道で鳥たちが賑やかにさえずっている木があった
よく見るとウメモドキの実がこんなに赤くなっていた
この実は鳥たちの好物、今はこの木がコミュニュケーションの場になっている
まだ天気が回復してないからか、遊園地に訪れる人はいないようだ
写真中央の木は 「プラタナス」
幹回りは充分、かなりの樹齢を刻んでいるに違いない
写真前方は私たちの散歩コースでの唯一つの坂道
緩やかなようだが妻にとっては少しハードかも?
前方に展示中のC46輸送機が見えてきた
ここまで来れば散歩も中間地点だ
でもC46輸送機もちょっと外観が汚れてきたようです
路傍にツユクサが咲いていた
よくよく見ても下側にある1枚の花弁がよく判らない
時計塔広場から所沢市内の高層ビル群を遠望しています
隣町の私たちはあの辺りを 「宿
宿場街として栄えていた所なのです
珍しい 「コメツガの実」 を見つけました
コメツガはマツ科ツガ属の常緑針葉樹で、日本の固有種です
この実を私は 「じんたんぼ (樫
実は 「コナラの実」 でした
また浮場で 「カワウ」 が羽根を休めていた
羽根を広げている鳥の姿を撮るのは始めてだった
見知らぬ女性が 「もう四日もいますよ」 と教えてくれた
散歩も終わりに近づきました
この薄
撮影場所: 所沢航空記念公園 (H260830 撮影)
「ツユクサ (露草)」 の花を撮りたくて川沿いを探してみたが
私が歩くのは家を出て野塩橋と南秋津橋の間を循環する短い距離だ
見つかるまで、昨夜調べたツユクサのことを想い出してみよう
ツユクサはツユクサ科ツユクサ属の一年生植物
しかし路傍などで可憐に咲いているのに ”雑草” 扱いだ
古くから日本人に親しまれていた花の一つで 「万葉集」 などでは
「つきくさ (月草)」 と呼ばれていた
和歌では秋の花として詠まれ、俳諧では秋の季語とされているそうです
やっと二か所で咲いているのを見つけた
ツユクサはいつも独りで咲いている
見れば見るほど小輪の花姿
花弁は3枚あり、上部の2枚は特徴的で青く大きいが
下部の1枚は白くて小さいから目立たず判りづらい
雌しべが1本、雄しべが6本で成り立っている
かなり近づいて見ないとこの花の可憐さは判らない
レンズフード、アダプターを取り外して超アップにしようと試みたが
このような写真しか撮れなかった
『万葉集』 から作者不詳の歌を一首
月草に 衣は摺
写真説明: ツユクサは可憐なり
撮影場所: 空堀川沿いにて (H260828 撮影)
最近、撮るのに手こずっている被写体がある
その被写体とは 「サオトメカズラの花」 です
この花は公園でも空堀川沿いでも見られるが
妻は意外とこの花に興味があるようで
この花を見つけると 「写真撮ったら」 と、催促されます
私は小輪の花が好きなのと、妻のリクエストにも応えて撮っているが
今年、今までに撮った枚数はそう少なくない
だが、どうしても撮った結果に満足できない
思ったように私のイメージと違った写真ばかりの出来栄えだ
花特有の鮮やかさがなかなか写っていないのだ
何故だろう? 何故だろう? とも思いながらまた撮っている
私も凝り性だから、そうなったら何とか結果を出したくなる
今日もそんな思いを持ちながら空堀川沿いを散歩したが
「サオトメカズラの花」 を撮る前にじっくりとその花を見ることにした
するとこの花に対する先入観が少し違っていたことに気付いた
花弁は白色だが、紅紫色の中心は少しボケた色合いなのだ
それは花にあたかも一枚ボカシのフィルターを掛けたようにボンヤリしている
普通 ”どの花も鮮やか” だが、この花は余り鮮やかではないのだ
もともとこの花自体がボカシのような花姿だから
いくら私が頑張っても、私がどんなにイメージを持っても
これらの写真のように写るのは当然だと、私は諦めることにした
写真説明: サオトメカズラ
撮影場所: 空堀川沿いにて (H260828 撮影)
「サオトメカズラ (早乙女蔓)」 は特有の臭いがあるので
他に 「ヤイトバナ (灸花)」 「 ヘクソカズラ (屁糞蔓)」 の名もあるようです
諺には 「屁糞葛
嫌な臭いがあってあまり好かれない屁糞葛でも
愛らしい花をつける時期があるように
不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力がある
ということのようです
今日は朝から秋雨を思わせる霧雨
秋雨は 「秋の長雨」 「秋霖
もう陽気は一気に秋の雰囲気に向かっていることは間違いない
先日まで気温が高い毎日だったが今日は涼しいくらいだ
今日DSへ行く妻には長袖のシャツに黒いベストを着せ
ズボンは冬仕様のジーンズを穿
私が困ることの一つがDSへ行く時に妻に何を着せようか? と思案すること
そのようなセンスの無い私だから妻の姿が世間に出た時に
「あまり見っとも無い姿」 でないようにと考えて着せるのだが
果たしてどのような評価を得ているのかは少し心配になっている
妻がDSへ行くと、すぐ私は傘持参で空堀川沿いを散歩した
私は男だてらに花が好きで興味があるが
雨の日に咲く花はちょっと違った趣
雨に似合うのは 「紫陽花
その他の花も意外と風情があるものです
何が? それは雨の雫
今日の散歩で私の気持ちを後押ししてくれた花たちをご紹介しましょう
その中で、もう終わったはずの 「紫陽花」 の花が元気で咲いていましたが
また 「名知らずの花」 も交じっています
写真説明: 今日の散歩で出逢った花たち
撮影場所: 空堀川沿いにて (H260827 撮影)
もう永いこと妻と園内を散歩しているが
必ず通るのが公園南東部にある池周りの遊歩道
ここを歩きながら四季折々の自然の営みを親しむことにしている
今どきの池には北へ帰る習性を忘れてしまった少ない数の鴨たち
お日さまが出ると浮場
それと濁
緋鯉
だが時には珍客がやってくることがある
これは 「アオサギ」 でしょうか? (私は鳥の名前をあまり知りません)
「アオサギ」 は年に数回この池にやってくる
しかしいつも独り
いったい何処から飛んで来るのでしょうか?
浮場でじいっと水面
翌日にはもう居ませんでした
何処へ帰ったのでしょうか?
写真説明: アオサギ
撮影場所: 所沢航空記念公園 (H260815 撮影)
次の写真は 「カワウ」 でしょうか?
この鳥は池の中で泳いでいるのを見たことがありますが
このように浮場で立っているのは始めて見ました
「カワウ」 だとしたら
あの 「鵜飼
この鳥は二日間、池で羽根を休めていたようです
写真説明: カワウ
撮影場所: 所沢航空記念公園 (H260826,27 撮影)
このような珍客を池で見るのは珍しいことです
でも鳥たちは ”いいなあ~” と私は羨ましい気がします
何処へでも自由に思いのままに飛んで行けるなんて
また ”いいなあ~” と、鳥になりたくなりました
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時々園内の広場で 「熱気球係留体験搭乗会」 が行われています
「AirB 熱気球運営機構」 が運営しているこのエベントは
参加費が中学生以上・二千円、小学生千円
65歳以上と障害者の方は千円とのことです
私も一度は乗ってみたいのですが、それは叶いそうにもありません
写真でその様子を見てみましょう
まずはその遠景です
希望者が搭乗して、バーナーが点火しました
浮き上がりました
搭乗者の方はどんな気持ちなのでしょうか?
地上からだいぶ上がりましたよ
パイロットがバーナーを操作しています
気球本体を制御しているのでしょう
最高高度に到達したようです
係留用の綱がピンと張ってバケットを支えています
少しアップで気球を撮ってみました
これで体験搭乗は終わりです
体験搭乗だから高度は30メートルくらいでしょうか?
でも眺めは良かったに違いありません
私もいつか必ず熱気球に乗ってみたいものです
写真説明: ふんわり熱気球 (登録番号:JA A1234)
撮影場所: 所沢航空記念公園 (H260824 撮影)
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この家に転居してから五年が過ぎた
俗に言う 「建売住宅」 に住むなんて
”夢にも思わなかった” のにと不思議な気持ちだ
ここに来てからは 「もう土いじりはしない」 と
庭の土の部分は 「防草シートを敷きその上に白砂利を置く」
ことを業者に頼んだ
そうすれば雑草が生えることも少ないし
何かを植えることも出来ないからだ
好きな庭仕事を止めたのは
何よりも妻の介護優先が私の仕事だと決めた結果だった
だがいつも花一杯だった前の家が想い出される
庭には小さいが二棟
主として好きな洋蘭などを八十鉢ほど丹精込めて育てていた
今でもこの暑い時期になると
温室の中で咲いていた鷺草
平成17年8月にタイムスリップして楽しむことにしよう
写真説明: 鷺草乱舞
撮影場所: 旧自宅温室にて (H170821 撮影)
空堀川沿いを歩いていると、咲く花を見るのも楽しみだが
所々に果物
果物の定義は 「食用になる果実」 とのことなので
見ていると 「食べると美味
短い時間の散歩だが、見かけた果物を想い出してみましょう
まず最初に目にしたのは柿だった
デジカメのマクロ機能をフルに使って撮りました
よく見るともう熟した色合いになっています
でもまだまだ食べる熟度にはなっていません
食べるならもう少し熟れた色合いになるまで待つことにしましょう
次はブドウです
このような姿のブドウを見ていると勿体無い気がする
以前私が住んでいた家にはブドウ棚が三つあった
種類は 「デラウエア」 「巨峰」 そして妻が好きな 「ナイアガラ」 だった
私は見よう見まねでブドウを育てた
基本的な幾つかの項目を実行することにより
この辺りの民家でもブドウは充分に育つことを実感できた
ホームセンターでブドウ用の袋を買って被
後は9月に収穫するのが楽しみだった
少し脱線しますが、この画像はかつて我が家で収穫した 「デラウエア」 です
市販品には遠く及びませんが、美味しい味で家族に好評でした
ブドウの持つあの独特の酸味と甘さは果物の中でも最高の味で大好きです
次はミカンなのか? 柚子? なのか、はっきり判りません
イチジクを見ると小さい頃にタイムスリップします
小学生の頃、体が要注意児童だった私を心配した母は
イチジクが生る頃になると必ず 「これを食べなさい」 と私に持ってきました
「イチジクは体にいいんだよ」 と言うのですが
本当の事を言うと私はあまり好きでは無かったのです
この川沿いでイチジクの実を見ると亡き母を想い出します
散歩の終わり頃に見たのは 「トケイソウの実」 です
あの満開のトケイソウの花姿からは想像もつきません
トケイソウには食べられる種類もあるとのことですが
この写真の実が食べられるかは判りません
この実の所有者の方はこの実をどうするのでしょうか?
私にとって散歩で見る果物はどれもいずれ食べたくなるものばかりです
でもこの写真の果物たちは人の手によって収穫されることもなく
そのまま鳥たちの好物になることでしょう
あの戦後の食が不自由だった頃を想い出すと
人間の食生活も過ぎたるほどの贅沢になってしまいました
撮影場所: 空堀川沿いにて
園内を歩き出してすぐ妻が 「あっ、蝶だあ~、綺麗
妻が指差している低い土手の斜面を見ても私には判らない
蝶だと言うから白い蝶か、黄色い蝶が飛んでいると思ったが
妻は写真のように低目の雑草に停まっている蝶を見つけたらしい
私の記憶が正しければあの蝶は 「キアゲハ」 だ
最初は距離を置いて撮ったが
欲が出てもう少し近くで撮りたくなった
私のデジカメは2センチがマクロ撮影限度
「すみません、アップで撮らせてください」 と
無断撮影ではないことを断って限度までゆっくり近付いた
「私、綺麗でしょう、上手
この蝶さんとテレパシー語で会話に成功
そして撮ったのがこの写真
シャッターボタンを押した直後に
「上手
急角度でテイクオフ、遠くへ飛び去っていった
二枚とも同じアングルで撮ってしまったが
動きを感知されないように距離だけを詰めたのでそうなってしまった
でも 「キアゲハ」 は綺麗な蝶だ
こんな綺麗な羽根に乗せて貰って大空を飛んでみたいものです
撮影場所: 所沢航空記念公園
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今日は69回目の終戦記念日
以前は毎年この日は靖国神社を参拝していた
妻も毎月朔日
妻を介護するようになってからはその参拝もできなくなったが
かつて平成17年8月15日に参拝した写真を振り返りながら
空想の中で 「靖国神社」 を参拝することにしました
まずは地下鉄有楽町線・市ヶ谷駅を降りて靖国通りを歩く
反対側には多くの右翼関係団体の車列が駐車している
何か異様な雰囲気でもある
報道関係の移動中継車も多く待機している
歩道では警察の機動隊員の警戒が厳しい
いつもはこの 「南門」 から入るのだが
この日は閉門されている
「第二鳥居」 前では厳重な警戒態勢だ
「神門」 前では多くの参拝者が 「拝殿」 へ向かっている
「神門」 から 「拝殿」 を望む
「拝殿」 に向って参拝する人たち
このように旧軍人の姿をした人たちもいる
平日の 「靖国神社・拝殿」 (右のビルは法政大学)
この写真のみ平成16年8月1日に撮影したものです
今年もこのような雰囲気の靖国神社であったでしょう
だが要人参拝となると、また境内の様子が変わってくる
日本の総理大臣が参拝すると目くじら立てる国もあるようだが
祖国のために亡くなった英霊に誠を捧げることが
何故文句言う理由になるのでしょうか?
これで私の空想参拝も終わりました
正午、折から中継中の 「NHK 戦没者追悼式」 を見ながら
妻と一分間の黙祷
それにしてもこの大戦による犠牲者が 「三百十万人」 と言う数字
とてつもない大きな、大きな数字でした