朝、妻がDSへ行く日は4時45分、その他の日は5時前後に起きる
最近は妻もぐっすりと寝るようになったから私は多いに助かっている。そんな妻を見てふと想い出すのは二回目の退院後のことだ その頃、薬などの後遺症もあって、妻は不安定で毎夜布団の上で四時間も座ったままだったから、私もそれに付き合って眠りの少ない日が続いた
その頃が私の介護史でも最悪の事態だったが、あの頃と比べると妻の容態は天と地のように変化したのは幸いなことだった
その妻は私が起こさなければまだ睡魔と共に熟睡中のようで 「さあ~ 起きるぞ~」 と、脅かしたり宥めたりして目を覚まさせる
今朝、東京の日の出は6時43分だからまだ外は真っ暗だった。いつも 「さあ~ 今日が始まったぞ~」 と同じことを妻に声がけして一日が始まる
起きたら妻の着替えが始まる。これが私の毎日の初仕事になる。だが、妻にどのような衣装を着せるのかは、最初はずいぶんと手間取ってしまった
あまり世間との付き合いが少なくなって外出することも減ったから、あまり拘らなくてもいいのだが、男の変なブライドもあって 「あまりみっともない姿にさせない」 を目標にしてしまったから、余計に着せる衣装も考えるようになった
妻を介護するようになってから11年が過ぎたが未だに 「あまりみっともない姿にさせない」 を忘れずに毎日妻の着替えを手伝っている
この着替えには約20分かかる。それが終ると一階に降りて毎日が始まる。私たちは意外と規則正しい生活をしているようで、多少のタイムラグはあっても毎日ほとんど同じことを繰り返しているようだ
妻は着ることはできても自分で衣装を選べないから、妻のファッションは全て私の手中にある。冬は厚着だから手間が掛かるが、春から夏になれば薄着になるから私も助かる
「春よ早くこ~い、そして夏よ待ってるよ~」 と、私の季節センスは少し先走っている
まだまだ続く妻との二人暮らし、私が思うに、そんな今が二人にとっては最も幸せな時かもしれない
今日は昨日より10度も低い冬本番モードだ。春到来を待つ私の願いはまだまだ届きそうもない
最近、花撮りが少なくなり、投稿文に添える花も途絶えがちになった。そこでかつて 「都立神代植物公園」 を訪れた時に撮った好きな洋ランやベゴニアの画像を時々ご紹介しますのでご容赦ください
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