先日、私の HP に 「靖国神社」 のタイトルで投稿したら、それを見た方から 「靖国神社・遊就館 (ゆうしゅうかん)」 に展示してある 「ゼロ戦」 のことがコメントされていた。
私も懐かしくなってそのゼロ戦の写真を探して見たら 2004.8.15 の終戦記念日に靖国神社を参拝した時、遊就館を訪ねていたが、その時にゼロ戦を撮った写真が見つかった。
「遊就館」 は靖國神社の神さまのことを永く世に伝えるために、神社の敷地内に明治15年創立された日本初の博物館とのことだから歴史もある。
遊就館を訪れてまず広い玄関ホールに入って左側に目を向けると 「零式艦上戦闘機52型 (ゼロ戦)」 が展示されている。
製造番号:三菱4240号、インドネシアの島から運ばれた機体を復元したらしい。
大東亜戦争開戦当初、圧倒的に優位だったゼロ戦もやがて米軍の新型戦闘機によってその地位を奪われる。そして特攻作戦では多くのゼロ戦が失われた。故に ”ゼロ戦” の歴史は悲しい。
このゼロ戦を見ていると、キャノピーの中で飛行帽を被った凛々しい若者が、見送る人たちへ笑顔で答えるかのように挙手をしている姿を空想する。
そして多くの若者が帰らぬ人になってしまった。戦後何年経っても日本の将来に必要だった若者たちを失ったことへの無念さと共に彼らに対する鎮魂の念が消えることがない。
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