日暮らし通信


その日暮らしの生活でも、感謝しています

日頃、見た事・聞いた事・感じた事・そして言いたい事などを発信します

ブルーインパルス 都心を飛ぶ

2020年05月30日 09時50分35秒 | ひこうき雲

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昨日、航空自衛隊の 「ブルーインパルス (BI)」 が新型コロナウイルスの感染者の治療などにあたる医療従事者らに感謝と敬意を表すため都心の上空を飛行した。

その飛行が終り、もしかしたら入間基地にでも寄れば、我が家の上空を通るはずだと、12時半から13時過ぎまで表でカメラを構えて待っていたが、その飛行姿は見ることができなかった。

飛行したのは都心で多摩地区には飛んでこなかったようだが、遙か東の方からそれらしいエンジン音が聞こえた。

もし来年、東京五輪が開催されれば、開会式にBIによる五輪が上空に描かれるだろうから、それを楽しみに待つことにしましょう。

今日は航空自衛隊HPからダウンロードしたBIの写真をアップしました。






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      写真説明:  航空自衛隊HPからダウンロードしたBIです

      撮影場所:  自宅DKにて  (2020.5.30)





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バードストライクとは?

2020年05月17日 06時36分57秒 | ひこうき雲


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先日、独りで散歩していたら途中で男子小学生を連れた知人女性と逢った。自転車を停めていろいろと話しをしてると 「この子、飛行機が大好きなんです」 と子供さん (K君) を紹介してくれた。

K君に問いかけると好きなのはブルーインパルスのアクロバット飛行とのことだった。だが突然 「おじさん、バードストライクって何ですか?」 と、聞かれた。

だが路上で長話しをする訳にもいかないので、後日メールするからと納得して貰った。

実は一年前にもブログへ 「バードストライク」 のタイトルで投稿していたので、それを少しアレンジして再投稿することにしました。

 「バードストライク」 とは、航空機が飛行中、エンジンに鳥を吸い込む不具合だが、時々、この 「バードストライク」 なる言葉を私たちは聞いているはずだ。

困ったことにこの不具合が起るのは高度の低い離、着陸時だけだが、ターボファンエンジン (ジェットエンジンの一種) の泣き所は異物を吸い込むことで、高速回転しているブレードと言う部品が損傷するから厄介な出来事でもある。。

このようにエンジンが異物混入で損傷することを通称 「FOD (Foreign Object Damage) エフオーデー」 と呼んでいる。

私は空港などでの整備は判らないが、永年地上の運転場でテストした経験からも整備上、最も注意したのがこのFODを防ぐことだった。

テスト前にはエンジン前方などでは充分に異物の有無を確認できるが、運転場は大きな構造物だからいろいとな異物が落ちてエンジンが吸い込む可能性は皆無ではない。

このFODの最たる不具合がバードストライクだが、相手は鳥だから人間が自由に制御できるものでも無い。

それならと例え鳥を吸い込んでも部品の損傷を極力防ぐ対策がエンジンには実施されている。

鳥を吸い込んでもエンジンの火が消えたり、損傷した部品が機体に飛んで行かないなどの条件 (たくさんある) を満たさないと航空機に搭載できないように厳しく決められている。

そのためエンジンは開発段階でその条件を満たしているかの確認試験をするが、飛行中を再現できないので、地上でテスト中のエンジンに鳥を撃ち込んで損傷状態を確認する 「バードストライク・テスト」 を実施しているはずです。

日本では国の大型プロジェクトとして 「大型ターボファンエンジン (FJR710/600)」 を開発したが、私はこのエンジンの 「バードストライク・テスト (鳥打ち込み試験)」 にはエンジン・オペレーターとして参加している。

貴重な体験をさせてもらったが、その時の経験を私のホームページ  FJRエンジンの想い出・その5 「鳥打ち込み試験 (バードストライクテスト) 」  に纏めてありますので、興味ある方は覗いてみてください。

なお、貼付した写真は航空自衛隊・C1輸送機に搭載されているターボファンエンジン (JT8D) のインテーク部 (ファンブレード) です。もし、鳥と衝突するとまずこのブレードが損傷します。

K君もこのブログを見て、何か質問があればメールください。






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      写真説明:  JT8D エンジンのインテーク部

      撮影場所:  航空自衛隊・入間基地にて  (2017.11.3)





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五輪聖火 ギリシャから松島へ

2020年03月21日 11時44分49秒 | ひこうき雲

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昨日、ギリシャで採火された 「東京 2020 五輪」 の聖火が航空自衛隊・松島基地に到着した。

最初の予定では東北の子供たちも大勢参加してのセレモニーが開かれるはずだったが、今のウイルス騒動の影響で参加者が少ない式典となった。

だが生憎の強風で 「聖火特別輸送機」 の B787 「TOKYO 2020号」 の着陸も心配されたが無事に到着したが、この式典のスケジュールに合わせた強硬着陸だったのだろう。通常ならこのような強風なら着陸はキャンセルされたであろう。

私はこの式典に合わせてブルーインパルス (BI) が空中で描く五輪マークを見たくて NHK のテレビ中継を見ていたが、何故かテレビには写らなかった。

やはり強風で描いたマークが消されてしまったのだろうが、カメラ撮りしていたはずだから、ちょこっとでもそれを見たかったが、その後のニュースなどでも五輪マークは写らなかった。残念 「幻の五輪マーク」 となってしまった。

もし、東京五輪が予定通りに進むならば、開会式当日にまた BI による五輪マークを空中で見たいものだ。

そんな強風の中で飛ぶ BI の優秀なパイロットたちも操縦に苦労したであろうが、その後は六機編隊で五機による五色の色を描きながらの直線飛行は見事な飛行ぶりだった。

今日は航空自衛隊のHPからダウンロードした BI の飛行写真をアップしてみました。






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JAL × ANA がコラボした東京 2020 オリンピック聖火特別輸送機

B787 「TOKYO 2020 号」



      写真説明:  飛ぶ ブルーインパルス

      撮影場所:  航空自衛隊のHPからダウンロード  (2020.3.21)





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20年前の横田基地

2020年03月08日 11時23分30秒 | ひこうき雲

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今朝は6時過ぎから雨が降ってきた。雨が止んでも曇りマークが並んでいる予報だから、どんよりとした雲の下での日曜日になりそうだ。

今日は散歩できそうも無いが、楽しみなのはテレビ観戦。好きなマラソンは珍しくダブルで 「男子のびわ湖毎日」 と 「女子の名古屋ウィメンズ」 の両マラソンが観戦できる。

そして今日は 「大相撲春場所」 が幕を開ける。無観客での開催という、かつて例の無い状態での土俵上の戦いは果たしてどのようなドラマが生まれれるのか楽しみでもある。

この投稿文を作りながら 「男子のびわ湖毎日マラソン」 のスタートを見ていたが、大津市長がスタートの号砲を鳴らそうとしたが、一向に鳴らない。どうも機器の不具合らしい。

雨が本降りでもあり、選手は一端軒下に戻ったが、結局予定より10分遅れのスタートとなったが、このような不具合は過去にもあったが、それが活かされていない対策不足だろう。予備の機器を用意するとかの発想は無かったのだろうか?。

テレビでマラソンを見ながら、私は過去に撮った写真を整理した。

USAF (アメリカ空軍) の横田基地に隣接する工場に転勤になったのが、昭和41年4月だった。飛行機好きな私にとっては願ってもない転勤だった。

当時はベトナム戦争中だったから思いがけない USAF の戦闘機や輸送機が飛来、見るに飽きない横田基地だったが、撮影禁止だった。

まだフィルムカメラの時代だったが、その後撮影も出来るようになり、デジカメを持つようになると私の飛行機撮りもますます真剣味を帯びてきた。

今までHPやブログで写真を紹介してきたが、全てが USAF の戦闘機や輸送機だったので、今日は当時 USAF がチャーターしていた民間機の写真をご紹介しましょう。

今では見ることも出来なくなったいろいろな民間機、20年前の横田基地を偲んでもう一度眺めたが、やはり懐かしい想い出がたくさん浮かんできた。

11時半過ぎの外気温は7度、まだ雨が降っていた。






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トライスター (ATA 航空)  撮影: 2000.10.4




Boeing 747  (航空会社不祥)  撮影: 2000.10.8 




DC-10 (WORLD 航空)  撮影: 2000.10.3 




DC-10 (FedEx 航空)  撮影: 2000.10.3




Boeing 747 (EVERGREEN INTERNATIONAL 航空)  撮影: 2000.10.4




L-100 (LYNDEN AIRCARGO 航空)  撮影: 2002.2.27



      写真説明:  別記

      撮影場所:  会社構内にて  (撮影日は別記)





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36年前の飛行試験

2020年02月09日 12時42分25秒 | ひこうき雲

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今日は私にとっては想い出深い記念の日でもある。

1984年2月9日 (金曜日)、日本で始めての 「国産ターボファンエンジン (FJR/710/600S) の飛行試験」 の初飛行が行われた。

この日9時過ぎ、国産ターボファンエンジンを右翼下に搭載したC1輸送機 (写真:1) は航空自衛隊・岐阜基地 (岐阜県各務原市) を順調に飛び立った。

機体内部にはこのエンジン開発に携わった民間人も試験要員として搭乗したが、私もその一員だった。

岐阜基地を離陸した機体は眼下に雪に覆われた地表を見ながら更に日本海上の試験空域を目指して飛行したが、このC1輸送機の飛行を見守るために自衛隊機 (写真:2) が随伴していた。

初フライトの内容はあまり憶えていないが、この日の飛行時間は約二時間、無事に基地に戻ってきた。

その後、4月20日に終了するまで25回の試験が続行されたが、いずれも私も搭乗して飛行時間が約50時間となった。

この時、私は45歳、まだ子供も小さかったが、Mは私が飛行機に乗ることを不安に思ったようだが、心配無いからと説得するのに少し時間も掛かった。

だが飛行機好きの私としては最高なミッションだった。会社勤めの中でも最も充実した仕事をしたのがこの飛行試験だった。

しかしこの試験中いろいろなトラブルもあったが、それは何れ別の機会にHPで紹介したいと思っています。

当時、記念に撮った写真を通産省の担当者から戴いたので、このブログで紹介したいが個人情報にも触れるので、人物が特定できないような写真 (写真:3,4,5) を選んでアップしてみました。

この試験飛行では通産省の担当者、自衛隊の関係者、そして機体担当のKHIの多くの皆さまにお世話になりました。

あれから33年、今でもこの飛行試験のことを懐かしく想い出します。






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写真:1  飛行中のC1輸送機

左端が空中試験する FJR/710/600S エンジン (日本海上空)




写真:2  随伴する航空自衛隊の T1B 機 (日本海上空)




写真:3  初飛行後の記念写真 (航空自衛隊・岐阜基地 1984.2.9)

右端が私です




写真:4  飛行後の記念写真  (航空自衛隊・岐阜基地)




写真:5  試験飛行終了後の記念写真 (航空自衛隊・岐阜基地 1984.4.20)



      写真説明:  国産ターボファンエンジン (FJR/710 600S) の飛行試験

      撮影場所:  別記





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園内のモニュメント

2020年01月22日 11時22分07秒 | ひこうき雲

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この頃はあまり車を走らせていないので、昨日は久し振りに所沢航空記念公園へ行った。

独りで園内を歩くのも暫くぶりだが、かつては毎日のようにMとここを散歩していたことを想い出すと懐かしくなる。その頃はまだ元気なMだったが、最近は脚力もだいぶ落ちて、私を悩ませている。

園内の遊歩道を時計回りに歩きだしたが、まず東側の池に行った。例年、いまの時期は結氷しているのだが、今年は暖冬なので北風に煽られて小波の立つ水面だった。

その後は園内の 「梅園」 に行ったが、まだ蕾は固く、咲き出すには少し時間が必要なようだ。

所沢は 「航空発祥の地」 、日本で始めての飛行場跡がこの公園だから園内には幾つかモニュメントがあるのでご紹介しましょう。

内容を説明するよりもモニュメントにはその内容を伝える碑文があるので、それを参照してください。






★ 写真の上でクリックすると拡大されます ★




所沢は 「航空発祥の地」




 




所沢飛行場の滑走路跡




 




我が国最初の航空犠牲者




木村・徳田中尉像




 




フォール大佐胸像




 




 




航空整備兵の像




 




地上展示中の 「C46輸送機」




 



      写真説明:  園内のモニュメント

      撮影場所:  所沢航空記念公園にて  (20200121)




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 「アンリ・ファルマン機」 を撮る

2019年08月23日 10時21分36秒 | ひこうき雲

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昨日午前中は 「所沢航空発祥記念館」 を訪れ、現在展示されている 「アンリ・ファルマン機」 をじっくりと眺めてきた。

日本で初めての動力飛行を1910 (明治43) 年12月に記録し、翌年の1911 (明治44) 年には日本初の飛行場である 「所沢飛行場」 の空を初めて飛んだ記念すべき飛行機 「アンリ・ファルマン機」 の実機展示が航空自衛隊からの貸与を受けて8月1日よりスタートしている。

歴史的にも価値ある昔の実機 「アンリ・ファルマン機」 を見て感じたことはいろいろとあった

第一の印象は、「飛行機」 と言うより 「奇怪な物体」 と呼びたくなるような機体だが、この物体が空を飛ぶとは信じ難いほどだった。

だが日本の飛行機発達史の草創期では、最新式のフランス製のこの機体は 「飛行機野郎」 たちの羨望の的だったに違いない。

私が文章で説明するよりも、数多く撮った画像の中から何枚かをご紹介しながら、100年以上も前に 「アンリ・ファルマン機」 が飛んだ姿を想像してみましょう。






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 「アンリ・ファルマン機」 の諸元




アンリ・ファルマン機全景




二階への階段踊り場から見たアンリ・ファルマン機




操縦席 至ってシンプルです

でも、まともに風を受けたのでは?




アンリ・ファルマン機のエンジン

グノーム50馬力7気筒星型回転式




手前が燃料タンクと思われます

後方のタンクは不明です?




板製の操縦席

二人乗りだったのでしょうか?

右手前にある棒が操縦桿です




降着装置もシンプルです




機体にはたくさんのワイヤーケーブルが張られています

ターンバックルでケーブルを微調整したのでしょう




翼面積が大きいのはエンジン出力が少ないからでしょうか?




所沢航空発祥記念館全景

入館料は510円でした



      写真説明:  アンリ・ファルマン機

      撮影場所:  所沢航空発祥記念館にて  (20190822)





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C46輸送機 只今、お化粧中です

2019年03月07日 14時23分52秒 | ひこうき雲

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普段あまり車を使わないが、時にはエンジンを始動して走るように心掛けている。今日は雨なので、MがDSへ行った後は 「所沢航空記念公園」 へ行った。

この雨模様だから園内で出会う人の数もまばらで、私の視界の中に人がいることも少なかった。

今、園内で咲く花もあまりない。寒椿も終って咲いている花数は少なく、強いて探すならば 「アセビ」 の花くらいだった。

この公園に来ると必ず見たくなるのが地上展示中の 「C46輸送機」 だが、今、機体は 「お化粧中」 だった。

地上に置かれているだけでも機体の表面は汚れ、特にエンジン回りはスズメのお陰で汚れ放題だ。

今日の現場では足場が細かく組まれていることが目立った。以前見た時には貧弱で安全とは言えないような足場だったが、今日はかなり安全を意識したような足場だった。

でもいくら足場が組んであってもあのような高さの所で、平気で立って作業している姿は、私からすればあまり 「安全第一」 の光景でもない。

それと二メートル以上では 「高所作業」 だから安全帯の着用が定められているはずだが、二人とも未着用なのが気になったし、黄色い合羽を着ている人はヘルメットさえ被っていない。

小雨降る中での作業だが、機体の表面積もかなり広いから時間も掛るだろう。ご苦労さまです。






★ 写真の上でクリックすると拡大されます ★




 




 




 




 



      写真説明:  お化粧中のC46輸送機

      撮影場所:  所沢航空記念公園にて  (20190307)





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いろいろな航空機用エンジン

2019年01月23日 11時00分59秒 | ひこうき雲

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昨日は 「所沢航空発祥記念館」 に行ったが、以前と比べて一階の展示場では大きくレイアウトが変更されていた。

また見たかった JASDF の 「中等練習機 T1B」 の姿なく、展示で場所を占めていたのは大きなヘリコプター二基の機体だった。

どうもこの記念館では目玉になる展示物に欠けているようで、これでは入館者も少ないのではないだろうか? 

だが私のようにエンジン目当てに来る者にとっては参考になるが、やはり機体の方が人気があるかもしれない。

私が入館して退館するまでは約二時間ほどだったが、入館者は私一人のようで、私の貸し切り館のような雰囲気だったのは平日のせいもあるだろうが、これでは館の運営も難しいだろう。

私は私なりに古いエンジンに興味を持ったが、このようにエンジン単品を見るチャンスはほとんどないから、私にとっては有り難い展示物だった。

でも一般の方はこのようなエンジンなどにはあまり関心を持たないだろうから、何とか目玉になるような機体を展示したら如何だろうか?

今日の画像は展示されていたエンジンをアップしましたが、とにかく古すぎる時代のエンジンばかりでした。

画像の N0.6 と NO.8 は昭和30年代後半に、私が実際にテストしたエンジンでした。






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1.三菱 火星エンジン (レシプロ・エンジン 空冷複列星型14気筒)
離陸出力: 1530 ~ 1850 shp
一式陸上攻撃機に搭載されていた 




2.コンチネンタル TS10-520-BB (レシプロ・エンジン 空冷式水平対向6気筒)
離陸出力: 285 hp
セスナ T310Q などに搭載




3.ライト R-1820-103 (レシプロ・エンジン 空冷式星型9気筒)
離陸出力: 1425 shp
バートル V-44A ヘリコプターなどに搭載




4.アリソン CT-63-M-5A (軸流・遠心式ターボシャフト・エンジン)
離陸出力: 317 shp
JGSDF ヒューズ OH-6 ヘリコプターなどに搭載




5.T53-L-11-A (軸流・遠心式ターボシャフト・エンジン)
離陸出力: 1100 shp
JGSDF ベル UH-1B ヘリコプターなどに搭載




6.石川島播磨 CT-58-IHI-110-1 (軸流・遠心式ターボシャフト・エンジン)
離陸出力: 1250 shp
バートル KV-107Ⅱ ヘリコプターなどに搭載




7.ロールスロイス RB.41 ニーン (遠心式ターボジェット・エンジン)
離昇推力: 220 ~ 2359 kg
搭載機体などは不明。初期のジェットエンジン




8.石川島播磨 J3-IHI-7B (軸流式ターボジェット・エンジン)
離昇推力: 1400 kg
JASDF 中等練習機 T1B に搭載



      写真説明:  いろいろな航空機用エンジン

      撮影場所:  所沢航空発祥記念館にて  (20190123)





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YS-11 旅客機 と ダートエンジン

2019年01月22日 15時38分30秒 | ひこうき雲

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人伝 (ひとづて) に 「所沢航空発祥記念館」 に 「ダートエンジンが展示されている」 と聞いた。

ダートエンジンは戦後始めて国産化されたあの 「YS-11 旅客機」 に搭載されたターボプロップエンジンで、ロールスロイス社で YS-11 のために開発された経緯を持っている。

機体は西武新宿線・航空公園駅前に展示されているので見ることができるが、ベアエンジンを見る機会は全くなかった。

この諸元表を見ると、この展示エンジンは駅前の 「YS-11 旅客機」 に搭載されていたエンジンらしい。

 「これがダートエンジンか?」 と暫く釘付けになって眺めたが、今のエンジンと比べると 「重々しい感じ」 がしたが、アルミ・マグネシュウム系の頑丈そうなケーシングも当時としては最高レベルの部品であったに違いない。

戦後のある時期までは多くのジェットエンジンが遠心式圧縮機を採用していたが、今は軸流式圧縮機を採用している。

だがターボプロップエンジンだから減速機があるはずだが、それは不明だった。

いつも想うのだがこの 「所沢航空発祥記念館」 に展示されているのは戦後の古い時代の機体やエンジンばかり、訪れる人も何か物足らないのではないだろうか?

私がテストしたことがあるエンジンはまだ二基展示されていたが、 J3-IHI-7B を搭載した JASDF の 「T1B 中等練習機」 の機体の姿無く、スタッフに聴いたら 「倉庫に入っています」 とのこと、残念でした。






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西武新宿線・航空公園駅前に展示されている
 「YS-11 旅客機」 (ANK JA8732)




このカウリングの中に 「ダートエンジン」 が搭載されている




後方でエンジン排気口を見る




ダートエンジンの諸元




これがダートエンジンです




ダートエンジンのプロペラハブ




二階からダートエンジンを見る




 「所沢航空発祥記念館」 全景



      写真説明:  ダートエンジン (RR 社製)

      撮影場所:   「所沢航空発祥記念館」 にて  (20190122)





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ANA985 便事故の原因は?

2019年01月19日 09時02分13秒 | ひこうき雲


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17日、午前7時半頃、大坂空港で羽田発の ANA985 便 (Boeing 787) が、着陸後に左右のエンジンが停止し、滑走路上で動けなくなった。
同機は自走できず、トーイングにより駐機場まで移動した。

このニュースをテレビで見たが、何とも不可解な事故だ。

まずは左右のエンジンがなぜ停止したのだろうか? 人為的なミスも考えられるが、この場合は物理的な何らかの異常で燃料が遮断されてしまったのだろう。

それと私が 「オヤッ?」 と不思議に思ったのが、逆推力装置 (ぎゃくすいりょくそうち Thrust Reverser) 作動時にバイパス空気流を前方に噴射するリング状の隙間 (上画像の赤楕円の部分) が開いたままだったことだった。

通常、パイロットが逆推力装置作動後にスラストレバーをアイドル位置に戻せば、この隙間はクローズされるから、このように開いたままの状態を見るのはまず無いのが普通だ。

因みににパイロットはアイドル位置からスラストレバーを手前に引けば逆推力装置が作動するようなシーケンスになっている。

航空機が着陸時、接地した瞬間に体を座席に押しつけられるような制動を感じるが、それが逆推力装置を作動した時に機体を減速させる役目を果たしているが、その作動は短い時間で終る。

下の画像にあるようにエンジンはカウリングと呼ばれる外板にカバーされているから、上画像のような隙間が開くのは逆推力装置を作動させた瞬間だけである。

おそらくは機体内のシークエンスに異常発生、燃料を遮断する機能が働いてエンジ停止、その異常な作動が逆推力装置に連動して不具合が発生したのだろうか?

一般に逆推力装置は着陸時のみに作動させると思われるが、過去には流線型のスマートな機体で人気のあったダグラス DC-8 型機は飛行中、二番、三番エンジンのみ逆推力装置を作動させて制動減速したことはあまり知られていないだろう。

この事故、何と言っても着陸後に発生したのは不幸中の幸いだった。もし、飛行中に発生したら大きな犠牲を伴ったことだろう。

私は在職中、JAL、ANA、JASDF などの JT8D エンジンを多数テストしたが、民間企業で修理する場合は、機体部品である逆推力装置は取り外されて搬入される。だがエンジンテスト中、スラストレバーをアイドル位置から手前に引けば、逆推力使用時のスラストを発生する。
そのため、地上テストではスラストレバーを手前に引くことは厳禁されていた。

しかし、ANA がかつて使用していた3発ジェット機 「トライスター」 に搭載されていた RR 製 RB211-22B エンジンは丸ごと搬入されたが、テスト中は逆推力装置が作動しないように物理的に厳重なロック機能が働いていた。

この RB211-22B エンジンは私が始めて経験したスラストが 35,000 ポンド級の巨大エンジンだった。

以上、いろいろと説明したが、私はエンジン屋で機体の構造・機能などは全くの素人なので、もし違った説明だったらご容赦ください。

でもこの ANA985 便事故の原因は何か? 気になります。






★ 写真の上でクリックすると拡大されます ★




今回の事故で逆推力装置作動用の隙間 (赤楕円内) が開いたままになっている
ANA Boeing 787 に搭載されている RR 製 Trent 1000型エンジン




通常はこのようにエンジンはカバーされている
A320 (ANA JA8218) に搭載されている CFM56 エンジン
 (撮影: 羽田空港にて 20040402)

 





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また変な夢を見ました

2019年01月07日 10時41分50秒 | ひこうき雲

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毎晩夢を見るがその殆どはすぐに忘れるから初夢がどれかも全く判らない。

だが昨夜の夢は暫くぶりに飛行機に関するような夢だったが、例によって現実的でない内容だった。

私は何か大きな物体の中で独りで座っていたのが夢の出だしだった。

飛行機なようでもあるし、大きな円盤のようでもあるようだが、その物体の正体は判らないが夢は暫し続いた。

速度が速い訳でも無く、高度もどの程度かは全く判らないが動いているのは確かだった。

だが傍にいるはずのMの姿が無いことに、私は慌てているような様子だった。

その物体の中を探したがMの姿は無く、誰かに問うこともできない状態が続いた。

思いあまった私は110番通報することを思いついたらしく、今度はその物体の中で公衆電話を探し始めた。

全く奇想天外な物語のようだったが、そこで夢から醒めた。不思議な内容だったが、いつも私の夢はこんな程度だった。

この夢だけはまだ憶えているが、何かを暗示する意味があるのだろうか?

Mが病を得てからはもう13年以上飛行機に乗ったことがない。かつては毎年、秋にはMと道東へ行ったので、年一回は飛行機に乗るチャンスがあったが、それも途絶えてしまった。

だから夢の中で飛行機に乗ることを神さまが与えてくれるのかもしれない。


今日の画像は航空自衛隊HPからダウンロードした自衛隊機をアップしました。これらの飛行機に搭載されているエンジンは私が現役時代に実際にテストしました。

特に昨年リタイアした RF-4E は永年日本防衛のための情報収集に活躍した機体です。

RF-4E に搭載されていた J79-IHI-17 エンジンは昭和40年代には私は毎日のようにテストしていました。特にアイドルからフルアフターバーナーまでの急加速時の感動は今でも忘れていません。

当時は最新鋭の J79-IHI-17 エンジンでしたが、アフターバーナー付きのターボジェットエンジンは今では使われず、多くはアフターバーナー付きのターボファンエンジンに進化しています。

新年になってからもう七日、晴れの日が続くのは有り難いが、湿度が低いのが気に掛かる。この先、雨が降ることは当分期待出来ない予報だ。




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C1 中型輸送機 (搭載エンジン: JT8D-9)




C1 中型輸送機




RF-4E 偵察機 (搭載エンジン: J79-IHI-17)




T4 中等練習機 (搭載エンジン: F3-IHI-30B)




T4 中等練習機




ブルーインパルス (機種は T4)



      写真説明:  私がテストしたエンジンが搭載されている自衛隊機

      撮影場所:  航空自衛隊HPからダウンロード





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17年前にタイムスリップしました

2018年11月10日 10時11分11秒 | ひこうき雲


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カメラの魅力に取り憑かれたのは高校生の頃だった。貧しい家の子だからカメラを買うのは夢のようなことだったが、社会人になって給料を貰うようになったら、まず買いたいのがカメラだった。

だが始めて買ったのが 「折り畳みの傘」 、これは通勤などで便利だから必需品になったが、次ぎに買ったのが一眼レフカメラの 「アサヒペンタックス」 、まだ10代後半のことだった。

当時、カメラを持っている人は珍しく、特に一眼レフカメラなどを持っている人は少ない貴重品だった。

その頃、すでに飛行機好きになっていたので、撮る被写体と言えば飛行機に決まっていた。

昭和41年4月に瑞穂工場へ転勤になってからはその 「飛行機撮り」 に拍車が掛ったように主に米軍機を撮ることに熱中した。だが当時は基地内の撮影は禁止されていたから、もっぱら会社建物の屋上から隠れるように米軍機を撮った。

その後、撮影禁止が解除されると、フェンスに貼り付いて撮るようになった。何しろフェンスの向こうはもう 「米軍横田基地」 だから、待っていれば必ず米軍機を撮ることができた。

朝は7時過ぎには会社へ到着。7時55分の予鈴が鳴るまではほとんど基地内を眺めていた。そんな繰り返しがリタイアする日まで続いた。

その間、 「アサヒペンタックス」 からデジカメに代わったが、ますます撮る枚数が増えてきた。

最近、デジカメになってから撮った画像を整理するようになったが、今日アップしたのは 「ある日の横田基地」 での USAF の大型輸送機 C5A の6枚です。

17年前にタイムスリップして、時は2001年7‎月3‎日、北側から滑走路にランディングした C5A はその後、タクシーウエーを通って駐機場に向かうが、それが丁度、私がカメラを構えている前を通り過ぎて行った。

この6枚の画像は始業前の7時45分から7時49分の4分間を撮ったが、こう見るとこの輸送機の大きさには圧倒されるばかりだった。

この画像を撮ったデジカメは今と比べると画素数がかなり低かったので、今一つ鮮明さに欠けている。

今までに膨大な枚数の飛行機を撮ったが、転居の時に私のミスで多くを失ってしまったのは残念なことだった。




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ランディングした C5A が私の方に近付いて来る




超大型の輸送機です




機首の大きさにも驚きです




TF39 ターボファンエンジン (NO.3、NO.4)




 C5A の全景です。大きなフラップも見えます




間もなく駐機場です








 「飛行機撮り」 に熱中した私だったが、Mが病気してからはその夢も頓挫してしまった。

今はもっぱら花を撮ることになったが、まだまだ 「飛行機撮り」 を諦めた訳でも無い。いつかまたチャンスがやって来る、と信じている。


      写真説明:  ある日の横田基地での C5A 大型輸送機

      撮影場所:  会社構内にて  (H120703)





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懐かしの 「二式大型飛行艇」 

2018年11月08日 14時34分22秒 | ひこうき雲

日暮らし通信






以前、撮った沢山の画像の中からある飛行機を探していたが、整理が悪いのかなかなか見当たらない。

だが懐かしい画像も出てきた。平成12年8月12日、Mと 「船の科学館」 に行った時の画像だった。

その日のことは簡単だが日記風のメモ帳には

 『0812 今日より四連休。 0930 過ぎ発。練馬・新木場・国際展示場前・ユリカモメ・船の科学館・潮風公園・新橋・浜松町・モノレール・羽田空港・写真撮る。 18時過ぎに帰る』

と、無造作にその日の状況が記されていた。 「船の科学館」 に行った理由は敷地内に展示している 「二式大型飛行艇」 を見るのが目的だったことを想い出した。

当時はMも元気だったので、いつも私の 「飛行機撮り」 に付合ってくれたので、私にとってMは愛すべき良きパートナーでもあった。

お目当ての 「二式大型飛行艇」 は素晴らしい機体だったが、飛行艇を見るのは始めてだった。この機体も戦後、いろいろな環境の中で苦労したことであろうが、日本が造った高性能な飛行艇がこのように健在だったのは感無量でもあった。

その日はモノレールにも乗り、羽田空港にも行って好きな飛行機を充分に撮った。いまは多くの Boeing 747 の機体もリタイアしてしまったが、その頃はまだまだジャンボ機は健在だった。




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船の科学館




二式大型飛行艇




ANA Boeing 777-281 JA8969  




JAL Boeing 747-446D JA8903 




ANA Boeing 747-400 








それから数年後、私は独りでまた 「船の科学館」 に行き、 「二式大型飛行艇」 を見に行ったが、何故か空き地になっていた。

館のスタッフに尋ねると 「九州の鹿屋基地で展示されています」 とのこと。

何故か不満げなスタッフの言葉からは、その移転が何か気まずい雰囲気の中で進んだことがあったようだった。

残念、九州までは見に行けないから、と、諦めるしかなかった。


      写真説明:  その日に撮った画像です

      撮影場所:  船の科学館・羽田空港  (H120812)





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入間基地航空祭 2018

2018年11月04日 10時58分02秒 | ひこうき雲

日暮らし通信






昨日は 「入間基地航空祭 2018」 だったが好天で多いに賑わったことでしょう。ネットで調べると入場者数は19万人とのことでした。

このイベントの混雑で影響があったのか、昨日は西武池袋線でもダイヤに乱れも起こっていました。

このような混雑状態では私はまったく行く気がしなかったが、娘夫婦は行ったそうで、早速私のスマホに写真が送られてきた。

子連れで大変だったであろうが、その話しは今度家に来た時に聞くのを楽しみにしている。

写真を送ってくれた娘に感謝しながら、私も 「入間基地航空祭 2018」 に行ったつもりで眺めています。




★ 写真の上でクリックすると拡大されます ★



































送られてきた写真を見ながら私もまた 「飛行機ファン」 の意識が強くなったが、ブルーインパルス機に搭載されているエンジン (F3-IHI-30) を開発時から携わったことが想い出されて感無量です。



      写真説明:  入間基地航空祭 2018

      撮影場所:  航空自衛隊入間基地
              (H301103 撮影者はHTです。お疲れさまでした)





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