北山公園菖蒲苑に入ると左手に花満載の大樹があった。
今までに見たこともない花模様だが、その由来を記した看板があった。さらにネットなどで調べて見ると次ぎのような歴史のある木だった。
その名は 「ハナキササゲ」 だが、ノウゼンカズラ科で、学名は 「カタルパスペシオサ (北米産)」 とのこと。
明治・大正年間に 「黄金樹」 の名で大量に輸入されたが、現存する木はきわめて少なく、文京区白山・小石川植物園に数本確認されている。
その由来だが、この木は市内栄町の府中街道と江戸街道が交差する所、通称 「九道の辻」 の野火止用水際に自生していた樹齢110年以上の大木の一部だったそうだ。
府中街道の道路拡張工事でこの木の伐採が予想された事から市民が中心になり、東京都建設局・北多摩北部建設事務所に移植をお願いしたが、その結果、2001年3月にこの地に移植され、現在に至っているそうです。
お花の見頃は、5月下旬から6月上旬なので、大樹に興味のある方はぜひ一度ご覧になってください。
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