若い頃から飛行機を撮るのが趣味だと思いながら親しんできた。
いろいろな場所で撮ったが、私が会社を退職するまで、多く撮ったのが米軍横田基地だった。
私は 1966 年 4 月に転勤辞令を受けた勤務先がその横田基地に隣接する工場だった。
フェンス越しに見える広大な敷地は治外法権のアメリカ、と思いながらも写真を撮るには格好の場所だった。
だが、問題が。それは当時は基地内は撮影禁止だった。そのため周辺上空を飛行する機体を撮って我慢していたが、その後、撮影が許可されるようになった。
1960 年代はベトナム戦争がまだ続いていたので、横田基地には珍しい飛行機が飛んでくるので飛行機好きな私にとっては有り難いことだった。
でもその頃はフィルムカメラだったので、現像、焼き増しするとお金も掛かるので財布と相談しながら飛行機を撮る時代だった。
そして当時、フィルム感度も ASA 100 だったので、私は知人に頼んで TRI-X ASA 400 のフィルムを切り売りで買って使用していた。
今のようにデジカメなら何百枚も撮れるようなことは思いもよらぬことだった。
その 1960 年代は若さもあって、もっぱら飛行機撮りに明け暮れていた。
横田基地には尽きない想い出がたくさんある。今は家庭環境のため飛行機撮りもできないが、過去の写真を見ると懐かしさが蘇ってくる。古い写真だがこの場を借りてもう一度出番を与えてやりたいと思います。
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