そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

こうじ屋@山形市 「朝ラーメン(醤油)」

2023-05-09 09:41:52 | ラーメン 東北地方
ラーメン消費量日本一

だの
だの
モツだの
つったいだの
アチコチに花が咲いていて

確かに山形
ラに欠かせないワールド感
感じさせるワケだけど

意外や意外に
朝ラーに乏しく

隣の福島あたりに比べると
圧倒的に朝が大人しく

そんな中




クンクンクーン!!

ビシッと集中線で
ココしかないじゃんか!!




前のめり気味に臨んだはずなのに
店内既に満席気味




我々が食べ終わる頃には
売り切れ御免という
なんたる前のめりモーニング

コレだけニーズがあるんだから
もっと広がってもヨサゲな
朝ラー文化な気がするけど

夜も閉まるのが早い山形は
朝も遅めでスローライフ
なんてところなんスカね




うは!!
なかなかの水面がキマシタヨ




さっきまでの
「つましい」イメージはどこへやら

アタック強めに
ウェット&セアブラン




ニボ!!
なるほど!!

ケンチャンが生まれた国だもの!!
なんつて改めて




ツイストの太麺
かと思いきや
全粒粉入りでゴワゴワっと

ラヲタ向けのアタッキー
ますます密度を増す集中線




7:00 ~ 9:00の営業が
その7:00過ぎには
売り切れているという

みんなしれっと涼しい顔して
明らかに争奪戦なこのアンバイ




まあそりゃそうだわなと
隅々までヌカりどころか
込めた熱量のハンパなさ




いやしかし
通常営業時には

にぼしの醤油に並べて
肉そば&鳥中華
各種ざるもあって

蔵王ライクな辛みそや
冷やしタンタンなんて飛び道具まで
秘めたポテンシャル
パネェの間違いなく




美味いじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!

既に朝ラーの雄
一番星の風格

こういうお店が先頭に立って
山形の朝が拓かれてイクことを祈りつつ













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そば処 つる福@山形市 「おろし肉中華」

2023-05-05 07:14:53 | ラーメン 東北地方
せっかく山形まで来たのだから
一杯は入れておきたい
「つったい系」




ガワやら
ポップやら
比較的新しいお店
ってことになるんだろうけど

「いつも激混み」
なんてワードに惹かれまして
ちょいと外したこの時間




読みも当たって
イイ具合の空きっぷり




そば or 中華

中華でイクなら
肉 or 鳥

肉とは言っても
そっちも鶏なんだけどね




悩んでいるようで
実は来る前からキメていたりして




おろし肉中華でキマリです

いわゆるトラディショナルな
氷を入れた丼に
スープを注いでいくスタイル

アレどうしても
後半薄まってイクのが
理に適っていなくてイヤなんだけど

サスガは近代的に
キッチリとパックで仕上がって




ココももれなく親鶏文化

鳥中華とは
トッピングやら
ダシの色合いも異なっているようで




むう
不意を突かれる甘さ

ゼラチナイズなスープは
明らかにシュガーな甘さを湛えていて




そこはバッチリ
ビシッと締まりを魅せながら




ソシャッキーな親鶏が
冷のスープでハードマシマシに

いやしかし
結構に絡みつく甘さが
ちょいとクドいかなぁ
なんてところ




ピリッとネギが
イイ仕事してますわ

ネギはラーメンの薬味として適切か?
なんて永遠のテーマがあるけど

この肉中華においては
欠かせないアイテムとも言えて




そこにカブせるように
おろしが完全中和

まるで
酸とアルカリで帳尻が合うように
さっきまでの単純な甘さが
「分厚さ」に昇格




美味いじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!

なかなかイイ経験
させてもらいましたわ

やっつけてきたあとでも
何の苦もなく滑り込んでイキましたわ

いやしかし
こんなアンバイの
温冷スイッチャブルな
山形麺文化

もっと東京でも
アクセス出来てもヨサゲなのに

一向に増えないの
ナゼなんでしょ












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琴の@山形県鶴岡市 「太麺中華そば 麺半分」

2023-05-03 07:51:09 | ラーメン 東北地方
一度あることは二度ある
と言いますが

一度ある琴はニ度ある




つまり
こういう琴でしょう

酒田周りでは
月の周遊を繰り返すように

鶴岡に来たのなら
琴線をチョーキング




ボスのお店では
フルスイングを余儀なくされたけど

ラッキーにもNGRとはいえ
間を置かずの連食に
「麺半分」の存在が
非常にアリガタイという




つい先程
地元のプロにお聞きするに
太麺=ウイング麺
なんてのもオススメとのこと




キタキタキマシタヨ
太麺中華そばがキマシタヨ




メンマに擬態しそうな
見事なウイング麺




長年にわたって
ドリムノートに描いてきたことが
次々と叶っていくのです




ウッマ!!

思わず
対面の画伯と
目と目で通じ合う
そういう仲になりました

昆布の主張が前面に押し出された
ボスの一杯に対して

魚介アニマルが
支え合いつつ見事に調和




ビッロビロやないかーい!!

近年の東京で散見する
超劇加水率のあのタイプとも違って
作為的に太らせる ではなく

あくまで筋肉質に
クッキリ境界は明瞭に




主張のあるメンマとの
ウイング麺の一体感

麺半分のコンパクトながら
パーツパーツのインパクトは失われず

ラ博あたりで感じさせるような
味まで60点のミニ感など
微塵も感じさせないワケで




美味いじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!

意図的にあしらわれた
目にもまばゆい
青・白のネギが
ビビッドな鮮やかさを演出

コンセプトは伝統的ながら
近代的な一面も感じさせる一杯


さて
一度ある琴はニ度あったけど

ニ度ある琴は三度あると
豪語できないのが
五十路のキャパでしどけなく

「壱」な琴は
またの機会ということで

来年再び
来てしまいそうで












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琴平荘@山形県鶴岡市 「中華そば あっさり」

2023-05-02 09:17:59 | ラーメン 東北地方
「全国行脚は2周目からが本番」
偉人の言葉が
いまも胸に刺さりつつ

とはいえ
47都道府県を
ただ周るのではなく
「マストを周る」

コレもまた
真理ということで




雪国に在りながら
冬季のみの営業

公共交通機関で至るのも至難

オマケに
超の付くDGRと

オレンケラーの極みな一軒




「最後の砦」として

いつイクか
いつイクかと
長年その機会を伺っていたワケで

ここ数年
GWの前半戦は

仕事を終えたら
そのまま350kmドライブで
喜多方の道の駅にピットイン
なんてのを繰り返していたけど

567も収まってきた今年こそと
仕事を終えての19:20出発
そのまま5時間
420kmノンストップドライブ

鶴岡の道の駅で
一杯飲りつつ
浅い眠りについて

整理券発券開始の1時間前
7:00に到着してみると




既に猛者が数人

その先頭は
我々同様に
岐阜から600km近く飛ばしてきたという
まさかのお知り合いだったり

スタンド使いはスタンド使いに引かれ合うという
地方におけるラヲタあるある
展開されていたりして




いよいよそのとき




まだ始まったばかりなのに
やり終えたような充実感




そして10:30
ようやく招き入れられる本丸




果たして
勝ち組と言えるのか

トップの12組が
少なからずの優越感

奥の方には
ネクストグループが待機しつつ




帰りにチラ見した隣の待合室には
数十人からのウェイティング

いったいどんだけ待つのかと
他人事ながら憂いつつ

実際
ここまで15時間超
イチバン労力がかかっているのは自分たちという
圧倒的事実を棚に上げて




醤油やら味噌やら
あっさりやらこってりやら
シェアするのもアリかもしれないけど

二度と無いかもしれないこの機会
一杯をフルスイングで
堪能するべきかもしれなくて




デフォルト240g
この先を考えて
「少な目」なんてのもよぎるけど

二度と無いかもしれないこの機会
一杯をフルスイングで
堪能するべきかもしれなくて




味玉
磯海苔
漁師めし

気になるものが数あれど
この一期一会
余計なものは挟まずに




かつて最も労力のかかった一杯と
感慨深スギるご対麺




常識的な一般人には
鼻で嗤われようとも

ワタシたちにとっては
コレぞ誇るべき瞬間




ただの食事でありながら
儀式さえも感じさせる刹那




山奥のラーメンというイメージから
海辺のラーメンという事実を受けて
香り立つ昆布図太く




ゴワゴワっと
360度全方位にツイストした
多孔質の荒縄をたぐる悦び




同じ店名を冠しながらも
かつての小田急の一杯とは別物な
コレぞ本場の本物




数多の先人から聞いていた
「ウラヤマシイ」の頂点

ようやくソチラ側に渡れた
サティスファクションの極み




こんな鶴岡行脚を
毎年の恒例にしているという
岐阜からのお知り合いは

7泊8日で40杯の
コレがスタートの一杯とのことだけど




「もう今年が最後かもしれないな」なんて
既にイイ歳の我々にとって
もれなく修行であるのは間違いなく




美味いじゃ (゚д゚lll) ないっスカ!!

おそらく
一期一会

ひと口ひと口
脳髄に刻みながら啜ったのです




華のある唯一無二の一杯
という感じではないけれど

独自の営業形態と
独自ルールに固められた
ひとつの宗教のカタチ

ようやくワタクシも
信者を名乗れるようになりました

とりあえず
感無量
いま使わないで
いつ使うというのでしょう












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朝日屋食堂@福島県白河市 「醤油&味噌&五目ラーメン」

2020-04-28 09:48:54 | ラーメン 東北地方
白河でラーメンと聞くと

オートマチックに
「とら」の文字のみが浮かぶ
昨日までのワタクシでしたけど

とらのみに非ず
もケアせよとの
お達しを受けた昨今

なにやら
「とら系」
「茶釜系」に続く




「朝日屋系」
なんてのがあるんスカ
今回始めて知りました

っつかもう
連休遠征の最終日
ってのもあって

血圧アガりっぱなし
マンプクしっぱなしで
一度も酒抜けることなく
トロトロに溶けそうなほどにエグゾースト




コレまた
KYON2が気絶するほどに
スターダスト・ノーメモリー

真っ昼間だというのに
星屑が舞い落ちる中




醤油に




味噌に




五目ラーメンと
オススメされるがままに




とらほどに
キョンとはせず
たぬきほどに
ぼんやりともせず




白河らしい
ボコボコとしたクレータリッシュは

鶏主導のマロい海に
優雅に泳いでたらしき遠い記憶




一方味噌は味噌らしく




微細なビブラートやらを
すべてを埋没させていたという
遠くも確かな記憶




そして五目といえば
ゴマーブラーの艱難からは逃れていたものの
一口目から野菜のボリュームと
他にはないアミノ酸の欠乏に圧されて




あとは任せたぞ!!
なんつてね
故郷を夢見て
果てゆく兵士のように

故郷を夢見て
ヌクい後部座席に
果てゆくオレのようでした














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