ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

振付のつづき

2008年02月20日 | Diary
すっかり春らしい陽気になってきた。寒さでカラダが縮こまっていたけれど暖かくなってくると気分もいつもより明るくなってくる感じがする。


土曜日はショーダンスの個人レッスンだった。もちろん振付の続き。私はこの振付と曲がとても好きだ。まさに私が踊ってみたかったテンポのよいショーダンスのイメージにぴったりだからだ。ショーダンスは習っても発表の場がないから今年は社交ダンスにしようと思っていたけれど、本当に好きで習っているのはショーダンスなのでやはり一度は踊りたいと思いだめもとで振付をお願いしてみたら先生が快諾してくださったので驚いた。さらに前回の個人レッスンで先生と一緒に曲を聴いて決めればいいと思いCDを5枚ほど選んで持っていったら部屋に入るとすでに曲がかかっていて、先生が「よく聞いて」とおっしゃりいきなり振付がスタートした。本当にびっくりした。


そこから先は先生と私がそれぞれ全く別の展開を考えていて私は通常クラスのメンバーと一緒に踊るのはいやだと断ってしまったのだけれど先生にとても悪いことしちゃったと後悔することになった。テンションと年齢が違うメンバーで速めの振付をするのはかなり面倒なので私としてはお気に入りの振付を個人で楽しめばそれで十分、公開の場がないのはさびしいけれどその分余分な人間関係などもないからラクだしという理由だった。しかし考えてみれば先生だって好んであのメンバーでやりたいわけではないし予定があったのだ。先生としてはこれまで教えてきた成果のプレゼンという位置づけだったのだ。先生は必死に私を説得しようとしたんだけれど私も「ダメ」と決め込んでしまったので話し合いにならなかった。そしたら帰りに先生がとても小さく見えてびっくりした。具合が悪そう。いつもはレッスン終了後生徒がへばっているとにこにこしながら「ツカレタ!?」とおっしゃる先生とは別人のようだった。そう、先生は手術前だった。


帰宅しバンコクで痔の手術を受けただんなに「先生が元気がないんだけど」といったら「そりゃ外国で手術を受けると考えただけでどんどん妄想がふくらんで滅入るよ。手術ブルーだよ」といわれた。しかも先生の場合は昨年夏からずっと検査をうけていてお話によれば今回も検査的な手術らしいのでなおさらだ。またやってしまった。軽率だった。


「どうしよう!?」と考えた。だんなに「私のダンスって普通の人がみたらおかしい?」と聞いたら「大丈夫」というので踊ってくれるメンバーを集めることにした。3人ほど確保できたのでそのままこじんまりしたグループでやるつもりだった。ただ先生のレッスンを受けている人がいない。前からの生徒さんの意向ははっきりしているので声はかけなかった。しかしここ何ヶ月かほぼ毎週通っている一番若い生徒さんをどうするか。ラテンの振付経験はなさそうなので「やりたい」といわれたら大変だと思ったけれどせっかく毎週通っているしもし本当にやりたいと希望するなら体力勝負でがんばってもらえばいいと連絡したら幸い「まだ早いし都合が悪い」というお返事を頂いたのでほっとした。


そして1人にレッスンを見学してもらって詳細を決定し他の人に連絡する予定だったんだけれど・・・


当日はスタジオが空いていたこともありレッスンが2時間になってしまった。振付がだいぶすすみ1分10秒。気がついたら2時間水も飲まずに続けていたので顔が真っ赤。最後は頭がまわらずアシもばたばた。


でもめずらしく友人が「だいぶマシになった」とほめてくださった。見学してくれた人も「ものすごく上達した」と感激してくれた。


そこで先生に話そうと思ったんだけれどなんだかはぐらかされてしまった。結局見学した2人とラーメンを食べながらグループ振付について友人の意向を確認したら「一人で続けるべきだと思う。メンバーを集めるならもっと長いスパンで考えるべき」といわれてしまった。全くの正論だけれど先生が見せたいとおっしゃっているから臨時のグループでもよいのではと思ったけれど友人の反対を押し切るパワーはないのでやめることにした。見学してくれた人は「それでもやりたい」ということでこれから土曜2クラス受けるといっているので実現したらいいな。


家に帰ってビデオを見たらレッスンの後半では私は速くはないけれどテンポのよいショーダンスをちゃんと踊ってた!はじめて進歩が実感できた。本当にうれしかった。


これまで「どんなダンス習っているの?」と母や友人に聞かれても答えに困ったけれど、これで今度両親の家に行ったとき踊って見せればよい(笑)そして時々私の練習を見せられて感想を求められるという被害を受けているだんなには完成する頃一度スタジオに来てみてもらおうと思う。


先生の順調なご回復をお祈りしております。
コメント
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