畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

わからない人

2010-11-26 21:36:00 | 日記
 KYとは空気が読めないと言うが、本当に空気が読めない人は意外に多い。


 私もKYの一人。ますば話している相手の言葉の行間を読む必要がある。自分が話すときには相手がどう捉えるかが重要じゃないかな。


 それがわかんないとKY克服は難しい。また相手の性格がわかると行間も読みやすくなる。自分の気持ちを一方的に伝えるのでは、相手とすれ違うばかり。そこに論理的思考は存在しない。どんなに理論的な事を話しても、心情的に受け入れなければ、採用されない。


 心理的欲求は物理的欲求に勝てるのだ。だから、金持ちだから幸せ、貧乏だから不幸せとは限らない。不細工な男でも結婚できる。頭がいいからといって要領がいいとは限らない。最新のゲームよりファミコンが楽しい。宝くじは当たるとは限らない…?なんか最後の方は違う?


実際は170発

2010-11-26 07:06:00 | 政治・経済
 延坪島砲撃事件で、砲撃に当日の韓国軍発表では「50発の砲撃を受けたので10分後に80発応戦した」というものだった。


 延坪島の被害写真が公開されるにおよび、これが本当に50発だろうかと思っていたが、やはり昨日の発表で北朝鮮の実際の砲撃は170発だったそうだ。またコンクリートを貫通し、爆発時高熱で火災を誘発する特殊な砲弾が使用された。対する韓国軍の砲撃は80発。

 ここで韓国の野党やメディアから次の3点の疑問があがっているようだ。

(1)韓国の交戦規定では「攻撃の2倍相当反撃」とされているが、なぜ実際は半分ほどの反撃なのか。


(2)北朝鮮の砲撃から韓国軍が反撃したのは13分後。もっと早く反撃できなかったか。


(3)韓国の李大統領が「戦闘の不拡大」を指示したとされるが、反撃の自制につながらないか。


 韓国の発表は「大本営発表」だったわけだ。つまりウソってこと。


 じゃあなぜウソをついたのか。すごくわかる気がする。


(1)は本格的な戦争に発展する恐れがある。日中戦争のきっかけになった盧溝橋事件はこれとほとんど同じケース。日本軍が誰かから銃撃を受け、上官に報告したら、すぐに反撃を指示。結果戦闘が拡大。


(2)(3)は満州事変に似ている。軍部が独走し戦闘が拡大。内閣が戦闘の不拡大方針を出したが、時すでに遅し。さらに統帥権問題もあり口出しできず。


 これらの戦前日本の出来事を考えると、韓国は軍がしっかりと文民統制されていりなあと感じる。しかも、同じ文民統制されているが平和ボケで危機感の内日本政府と違って実践的な対応。


 歴史を知る者として、韓国政府の対応は、戦争を拡大させない最良の方法だと思う。後は、危機感をもったときほど国民のナショナリズム(国家主義)が高まるので、それをどう押さえ込めるかが問題。


 北朝鮮の砲撃は50発だったと言い張ればよかったのに。韓国野党やメディアがナショナリズムを扇動しないかが不安材料。