畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

住むならどの惑星?水星編

2010-12-04 07:52:00 | ノンジャンル

(↑水星探査機メッセンジャー撮影)


 さて地球から他の惑星に移住する計画を探る第3弾。今回は水星です。


 水星は太陽系の第1惑星であり、一番太陽に近い距離にあります。従ってとても気温が高く、最高気温は400℃にもなります。といっても金星よりは低温なんですが。


 で、最高気温は高いのに、最低気温はマイナス160℃ど極寒です。なぜ太陽の近くなのに寒いのかというと、実は水星にはごく薄い大気しかなく保温できないため、太陽の当たる裏側である夜は極端に寒くなるわけです。


 ではなぜ水星には大気がないのか。それは水星の大きさにあります。地球の4割ほどの大きさで太陽系惑星の中では最小です(ただし、最近準惑星になった冥王星を除く)。大気の層を形成するには、惑星自体の重力も小さすぎるわけです。


 ということは人間が住むには適していない環境であり、木星移住よりは現実的ですが、金星よりは現実的ではないかもしれませんね。もっとも月面基地のような基地内だけの生活ならば金星よりは現実的かもしれません。


 残るは火星移住計画を検討していきます。

住むならどの惑星?木星編

2010-12-04 00:24:00 | ノンジャンル

(↑木星と地球の大きさ比較)

 太陽系にある惑星は、水星、金星、地球、火星の地球型惑星と、木星、土星、天王星、海王星の木星型惑星に分けられる。地球型惑星は、質量が小さい割りに密度が高い。反対に木星型惑星は質量がとても大きい割りに密度が低い。


 木星には、その中心部に鉄など核とするコアがあり、その周りをガスなどの気体が覆っている。つまり、木星は大部分がガスで構成されている。ガスの上に人間が立つことはできないので、結論から言うと木星には着陸することはできない。理系ではないので詳しくは想像できないが、着水するような感じになるだろう。ガスの層からコアへ進もうとしても段々と中心に近づくと圧力が増して、やがて進めなくなる。海洋調査の水圧と同じ原理だろう。


 このことからも、木星以遠の木星型惑星への人類の移住は根本的に無理だと言える。


 なぜ木星はこんなデカイのか、そして惑星がガスで構成されているのかは、太陽との関係だろう。地球型惑星は太陽との距離が近いため、ガスで覆われた部分が太陽の引力ではぎとられたんだろう。つまり、コアの部分だけ残った惑星こそが地球型惑星の正体である。


 ただ、このばかデカイ惑星の木星。その質量からか。地球に彗星が衝突する前に、木星が吸収してくれるという、地球にとってはなくてはならない存在だ。どんなものにでも役割はあるだね。

 次は水星の人類移住化計画を考えます。