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バレエ音楽&オペラティックコンサート

台風の接近が遅くて助かった!(^^

久々のともさんのコンサート。オケメンバーはなぜか女性が多かった・・・。

猫のお目当て、「白鳥の湖」。
“全曲版からの抜粋”というのが、どういうものなのか、イマイチよく分からなかった(そういう解説も入るのかと思っていたのにゃが、なかった~)。
全体的にバレエと同じくらい、ゆったりテンポだった気がする。

一番に感じたことは、「やっぱりちゃいさんの音楽は凄い!」ということ。音楽だけでも状況が分かる!風景も登場人物の心象も!
バレエだとどうしても人物(白鳥とか悪魔も含めて!)に目が行きがちにゃんだけど、音楽だけだと人物と同等?くらいに風景が浮かぶのにゃった。
例えば白鳥の湖で一番有名だと思われる「情景」の場面の湖。最初は静かにキラキラ水面が光ってる・・・が、次第に風が出てきて水面が波立ってくる感じ。終幕の曲の最初の方は、もう横殴りの風で、湖のふちを水が横に滑っていく感じ・・・とか。

あ、あと人物関係では、白鳥と王子のアダージォ。あの「だんだん感」の謎が解けた(猫的な感想だし、そんなに大層な話か?笑)。
あの曲ってメロディアスな部分とテンポだけ刻んでるような部分が交互に繰り返されるのだった。
刻んでる部分は、なんとなく二人の胸の鼓動みたいで、メロディアスな部分は主に白鳥の心の動き、最初は“おずおず”というか注意深く、次は“もしかして、この人は?”の明るい予感、その次は“大丈夫そう”というか、“分かり合えてきた!嬉しい!”で、最後は“信頼”とか“安心”なのかと。

音がないと分かりにくいけど、序曲の一部を鏡に写すように反転させると、白鳥のライトモチーフになるとか、黒鳥の部分は序曲の中の白鳥の部分を使っている(黒鳥は白鳥が人間のときの姿に化けているの意味)とか、深い話がともさんから直に聞けた!

各国の踊りの部分も鮮やかで(カスタネットが巻き舌だ!)、楽しかった~

で、問題のラストシーンは・・・会場で配られていたプログラムでは「聴く者の想像に任されている」となっていた・・・orz
(「ぶらぁぼ」ではたしか“湖は何事もなかったように朝日に照らされている”みたいなことが書いてあったのにゃが~)

あ、でも今日の演奏でも猫は、二人はこの世からは消えちゃったけど(1回目のタムタムで♪どじゃーんの部分)、あの世で復活して(2度目の♪どじゃーん)末永く・・・に思えた。湖は「情景」の最初の方と同じ、静かにきらめいている・・・の状態にゃな。

できることなら抜粋じゃなくて、全曲!聴きたい~~(何時間かかってもいいから!)
オペラ・・・の方は全く詳しくにゃいので、省略っ(ごめんなさい、赤パンがちらついて・・・orz)


で、やっぱりともさんの指揮は踊っているように華麗にゃった(^^
豊かになりましたわ!

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