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白鳥の湖

殆ど外に出られないので、ディアゴスティーニのバレエシリーズ、第1回「白鳥の湖」DVDを鑑賞。(←出張から戻ったおトンに買ってきて貰った・・・)

白鳥の湖は本当に色々な解釈・演出があるけれど・・・こんなに異色な版(ヌレエフ版)でよかったのかにゃあ・・・。
たしかに踊りやコールドのフォーメーション等はバレエとして王道って感じ(ぎゅうぎゅうに詰まっている感もあるけど)だし、白鳥・黒鳥、王子も一見スタンダードにゃけど・・・ロットバルトのポジションが変すぎ~。

満ち足りた生活に飽きた?王子は、思わず倒錯の世界(解説には「ロマンティックな」と書かれているが)に足を踏み入れてしいそうになる。当然結末は悲劇にゃが、なんだかすっきりしにゃい。

猫的には、ロットバルトは王子の家系によっぽどな恨みを持っていたのかと。王子を女性不信に陥らせて跡継ぎができないよう、白鳥・黒鳥もそのツールとして画策した・・・。お家断絶がロットバルトの望みで、ストーリーのテーマだとすると、救いもなにもあったもんじゃない・・・。
(ロットバルトは王子を我が物にしたかったなら、オデットと去らないんでは?ラストにロットバルトが王子と手を取り合って去っていくのは、さすがに世論が許さなかったか?笑)

アニエスの踊りは・・・全然色気がにゃい(--; 最も王子は「ロマンティック」な世界に惹かれているのだから、女性らしさは無用?

パリ・オペラ座の舞台は、背景はあるけど前の方には物がにゃくて、人で埋めるのが主流にゃのかなあ?(あんまりたくさん見てないので、よく分からないが)

試しに字幕入りを見てみたんにゃが、猫のような性格には向かないかも。入ってないところにも勝手に入れたくなってしまう。例えば・・・
一幕の最初で
「宴が始まっているのに一向に目を覚まさない王子」
「主賓が寝てるのに、さっさと宴を始める招待客・・・」とか
三幕で
「ロットバルトが実は家庭教師にそっくりなのに、気が付かないうっかり者の王子」
・・・とかね。

ちゃいさんならヌレエフ版も許してくれるかにゃあ・・・(と、意味深な疑問)
でも!後味は最悪っ!
もし客席で見ていたら、脱力して拍手もできなさそう・・・
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