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卒業

本来なら卒業式の日にゃった。
中止になったけど。

元々K-バレエの公演チケットを買っていたので、参加するつもりはなかったがー
公演も中止になってしまったし、なんだかなあ・・・。

去年7か月くらいかけた卒業研究は・・・A評価を貰った(もしかしたらAマルとか上があるかもしれんが)。

内容は人が絵を見るときに、背景にどれくらい注意を払っているのか、というのが主な点で、
今回の実験では主題にかける注意の1/6ぐらいしか払っていない・・・という結果になった。

調べ方は西洋のわりと有名な絵のカードを12枚用意して、それを主観で3つのグループに分けて、それぞれのグループに名前を付ける、というもの。
おそらく似ていると思うもので分けるだろう、その類似点をグループ名にするだろう、という前提。
カードは全体が見えるものと、主題しか見えないものと、背景(背景には基本人は入っていない)しか見えないものの3種類で、つまりは同じ作業を3回してもらった。
と、
人には人の顔や身体を察知する能力が、生まれつきというくらい根本にある(らしい)ので、絵の中に人が描いてあると、まずもって大部分は人物を見る。一人なのか複数なのか、男か女か、どんな立場で何をしているのか等々。
でも背景は見て個々がわかるような物には反応するけれど、空とか単色塗りつぶし、みたいな空間にはあまり反応しない・・・
凄いのは、背景しか見えないようにしたカードでも、人に注目してグループ分けをする人がいること。
反対に主題(人)しか見えないときと、背景しか見えないときで、きちんと分けるポイントが変わる人もいる。
人に注目してはいるけれど、グループ名を付けるときには「人」という言葉を使う人と、なぜか使わずに間接的な表現をする人がいること、
なんてことも。

絵の中にはムンクの「叫び」も入れてみたけど、あの絵の人(だと思ったんだけどなー)は、あまり人と認定されていなかった^^
12枚の中に、こっそりユングの書いた絵も1枚入れておいたのだけど、その絵の人(だと思ったんだけどなー)も、あまり認定されなかったし、不気味で嫌いな絵No.1に選ばれていた。(好きな絵No.1はドガのバレエレッスンの絵だった)
ある意味、それも凄いと思った。

なんだかよく分からないものはやっぱり嫌われるんでしょうね、と、これもありふれた結論・・・orz
でもこんな数値はほかに出てないんじゃなかろうか^^
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