バレエ・ミュージカル好き?の鈴付き猫のぼやき
ねこまくらん
お盆と終戦
弟家族が住むようになってすっかり荒れ果てているので、父母には申し訳ないが上がる気になれなくて。
本来ならお線香だけでもあげたいけれど(自宅ですまそう)。
きっと迎え火もなにもしていないだろうな・・・
父が他界したときはまだ母が居たから、思い出話もたくさんできて救われた部分があったけど、その母がとなるとどうしたものやら・・・
母は流されまくりな人生で、なぜに自分で選択しないのだろうと長く思っていた。
元々の性格も多少あっただろうけど、戦争も影響大きかったかな、と今ごろ気がついた。
なにしろ戦時は10才そこそこ。どんなに辛い目にあっても、自分でどうにかできることはごく僅かだっただろう。
母は長子だったから特に我慢を強いられることが多かったのはなかろうか。
本来ならまだまだ親に甘えて、自由で楽しい夏休みを過ごすはずだったころに、学徒動員だの疎開だの、防空壕に逃げ込む日常で、どうにもならない無力感をこれでもかってほど刷り込まれたのかと。
世の中が平和なうちはそれでもなんとかなっていたのだけど、父が亡くなり生活基盤が怪しくなって、いざこれではいけない、と思った頃には遅かった・・・。
そう簡単に変われるものでもないだろうし。
私も含めて周りも
「怒りっぽくなったよね、トシのせいかしらね」なんて真面目に取り合わなかったし。
強く自己主張しない母に慣れきっていた愚かさに後悔ばかり。
本当にごめんなさい・・・。
画像は遺品から発掘したもの。習字が得意だった母。
母の筆跡も遺伝しなかったねえ・・・(というより字の書き方は努力次第?)
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