敢えて提言したい。
日本は宇宙開発については、独自路線で十分だ。アメリカに追随して、月面着陸なんて目指す必要はないと声を大にして言いたい。
アメリカの目的は分かっている。膨大な予算が必要なNASAの宇宙開発計画に、日本からの資金を加えたい。ただ、それだけである。日本が望む技術提供は二級線のもので誤魔化されるはずだ。
ただ悔しいことに、日本が現在独自に行っている小惑星探索などは、アメリカのNASAの協力が欠かせない。NASAの通信設備を使わないと、衛星に連絡することは難しいからだ。
NASAは世界各地に通信設備を配置しており、全方位での連絡手段を持っている。日本は過去も、そして現在もこの設備を利用させてもらっている。だから、まったく無視することは出来ない。
しかし、自ら積極的に宇宙開発を目指す必要はない。せいぜいアメリカやEUが行っていない隙間の研究に留めるべきだ。
夢がないと思われるだろうが、宇宙開発は金がかかる。それも巨額であり、継続して資金投入が必要になる。だからこそ問題なのだ。高齢化と少子化が劇的に進む日本は、その経済規模を徐々に縮小させていく。
とてもじゃないが、宇宙開発に巨額の資金を投じる余裕はない。限りある税収は有効に使って欲しい。その用途は宇宙ではなく、深海開発に使うべきだ。
現時点で月や小惑星から資源を採取できる見込みはほとんどない。しかし膨大な排他的経済水域を持つ日本の海の海底には、マンガン団塊、メタンガス、天然ガス、レアメタルなどが埋蔵されていることが確認されている。
これまで原油などを輸入に頼っていた日本だが、この深海海洋資源を活用できるようになれば、21世紀以降かなり有利な立場に立てる。過去に何度も書いているが、深海だからといって海洋資源がある訳ではない。日本近海は四つのプレートがぶつかる地震多発地帯であるが、だからこそ海洋資源の宝庫でもある。
21世紀は、石油、水、食料を巡る戦乱の時代となる可能性が高い。遥か遠方の宇宙資源よりも、身近な海洋資源こそが21世紀の日本には必要だと考える。ただ、アメリカがあまり深海海洋資源には熱心ではない。一方、シナは南シナ海などを中心に海洋開発に熱心だ。
実際、九州の西にシナは海上基地を作って天然ガスを採取して、日本と揉めている。更にもう一つ海上基地を作る予定であるが、日本政府は「誠に遺憾」としか抵抗できない。
是非ともアメリカと組んで深海海洋資源の採取を進めるべきだ。今さら月面着陸なんてやる必要はない。そんな予算があるのならば、深海探索船を増産するべきだ。
なお絶対に単独でやってはいけない。軍事力の乏しい日本ゆえにアメリカの後ろ盾が必要不可欠。間違っても満州利権を独占しようとした失敗を繰り返してはなりません。
深海は資源が多くて、コストは宇宙なんかより安くなる、技術があがれば。ただ、今はコストが宇宙以上。
それは例えば深い海にダイバーを潜らせる時に、ヘリウムと窒素を置換した圧力室で数日かけて、体内の窒素をヘリウムに変える。そうした事があるから、宇宙の減圧室で宇宙服を着れる状態になるまでの十数時間より手間やコストが掛かる。猛烈な圧力があるし、さらに海底資源の採掘を、環境汚染せずに進めるにはさらなる技術開発が必要!
それに宇宙へゆくには推進剤が30%〜50%節約てきる重力井戸が虻るけれと、それは中央アジア(でもロシアの権利)のバイコヌール宇宙基地や、アメリカのケープカナベラル、アラスカ沖、南米ギアナ植民地(仏領)、ケニア……ようするに日本の手が出る位置にはないんてすね。
たから宇宙開発なんかどだいムリ筋で、海洋開発とそのための技術推進に税金を向けるべきですよ。
海洋開発は、意外にも各官庁ではわりと積極的ですが、バラバラで統一されていないのが実情。政治が主導権をとって開発すべきなのですが、縦割り行政の壁が厚いようです。