このブログを書き始めて、いつのまにやら7年目に突入した。お気づきの方もいるかもしれないが、今年は取り上げる本が小説に偏っている。
理由は単純で、図書館に通う時間がとれず、社会科学や自然科学、歴史、博物誌などの書物をほとんど読んでいないからだ。
原因は分っている。仕事が忙しいだけでなく、母への毎週末の見舞いなど私生活も多忙を極めているからだ。実際のところ、忙しい忙しいと言いつつ、しっかり睡眠はとっている。これは健康を守るための最低限の努力だと思っているので、断固として眠る。
いや、断固たる決意なんぞなくても、しっかり一日6時間以上眠っている。なぜって、疲れているので、眠らねば身体がもたないからだ。
忙しい朝はともかく、夜に帰宅してからも夕食の準備、片付け、洗濯、風呂、アイロンかけと結構忙しい。だから、家でゆっくり読書さえ出来ずにいる。
せめて図書館が夜9時まで開いていればいいのだが、私の地元の図書館は6時に閉館となるため、どう頑張っても借りに行くことが出来ずに居る。
おかげで欲求不満がたまるばかりだ。今年は民間軍事サービスについて掘り下げるつもりだったし、原発関連の本も読みたかった。遺伝子工学や海外の保険制度についての本も読もうと思っていた。
にもかかわらず、まったく読めていない。これじゃ、「あいうえお・・・」も知らずに小学校に進学した幼稚園児みたいなものだ。みっともないったら、ありゃしない。
なんとかせねば、の気持ちは強いが、今のところ抜本的な解決策は見出せない。3月の震災の悪影響は今も続き、とにかく仕事量を確保せねば、資金面で行き詰ってしまう。
お恥ずかしい話だが、先月までは売上が前年割れの状態に甘んじていた。小さい仕事をいくつも積み重ねて、ようやく前年並みの収入を確保する目処はたった。だが、余裕はなく、今も仕事に奔走している。おかげで、相変わらず図書館には通えずにいる。
不景気が悪いと言いたいところだが、要は自分の自覚次第だろう。疲れて帰宅して、休日にスパでゴロゴロしている自分が悪い。ちょっと気合入れて、図書館まで行けばいいだけなのだろうが、年のせいかナマケ熊の本性が甦り、フニ~と寝転んで動けない。
まだ50前だというのに、この有様では先が思いやられる。いっそのこと、銀座界隈の図書館でも使ってみるか。でも、徒歩10分以上かかるのが難点。通勤途上の国会図書館のほうが、まだ近いかも・・・
既に自宅は本の山に閉ざされており、ハードカバーの本は買うわけにはいかない。やはり、地元の図書館の開館時間を延ばしてもらうか、それとも土曜日に仕事に行かずに済むよう、仕事に余裕が出来るしかないか。
うん、やっぱり不況が悪い。でも、今の政府に景気回復は望めないぐらいは分っている。あァ、悩ましい。