ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

悲観的な予測

2013-04-30 12:09:00 | 社会・政治・一般
ちっとも景気は良くならないね。

最近、中小企業の経営者の口からよく聞かされる科白である。同感である、株価の高騰や円安基調にも関わらず、実態経済には好景気を示す数字は表れていないからだ。

ただ不動産関連と旅行関連に若干、明るい兆しがある。その程度なのが今の日本経済の現況なのだ。もちろん期待感は相当に強い。だからこそ、期待が失望に変わった時には、自公連立政権は瓦解の危機を迎えると思う。

ところが、ここにきて安倍政権に思わぬ援軍が現れた。それがシナとコリアによる反日騒動だ。今年は例年になく国会議員の靖国参拝などがよく報道される。野党時代にも参拝等をしていたのだが、ほとんど報道されなかった。

ところが朝日新聞などが先鞭を切って自民党議員の靖国参拝を報じている。大方「北京の大旦那、ソウルの若旦那、どうか叱ってやってくださいな」とでも思っているのだろう。

バカだね。

歴史を学びなさい。つい最近のことですよ小泉内閣が史上空前の高支持率を誇ったのは。小泉・元首相も靖国参拝の常連だが、これを朝日など反日自虐マスコミが盛んに報じた結果、その尻馬に乗ったシナやコリアが大騒ぎをした。

だが、むしろこの反日騒ぎは小泉内閣の支持率を高めてしまった。敗戦のトラウマから抜け出せぬ高齢者たちは第一線から退いた現代の日本では、戦争を知らない世代がシナ、コリアの反日姿勢にウンザリしているのだ。

私は景気回復を実感できない庶民の反感が、安倍政権を参議院選で窮地に追い込む可能性を心配していたが、シナとコリアの反日姿勢が安倍政権を支えてしまうかもしれない。

そうなった時、安倍政権が更なる景気対策をすることを軽んじる可能性を危惧する。はっきり断言するが、安倍政権の打ち出した税制改正は増税路線である。景気回復が実現しなければ、国民の失望は絶望に変わりかねない。

内政の失敗を外交(軍事的危機)で補うのは、古来より変わらぬ政治の本性でもある。改めて指摘しておきたいが、シナとコリアの反日姿勢には、国内経済の低迷が背後にある。彼らもまた内政の失敗を外交で補おうとしているのだ。

安倍政権が国内景気の回復に失敗した場合、今以上に外交で失政を補おうとする可能性は高い。それが北方領土のほうに向いてくれれば良いが、尖閣諸島や駐〟i現在は歴然たる韓国領)に向いた場合、加速度的に軍事的危機は高まると思う。

まァ、仮定の話ではあるが、もしそうなった場合、後世の歴史家は日本の軍国化の舞台を用意したのは、朝日新聞をはじめとした日本のマスコミ反日自虐報道であると書くかもしれません。

幸い、今や朝日新聞のような反日自虐マスコミは世論の支持を得られなくなっているので心配し過ぎだとも思っているのですが、やっぱり気になりますね。
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噛むんじゃねえよ

2013-04-26 12:41:00 | 日記
過ぎたるは及ばざるがごとし。

お肉が好きだ。もちろん魚だって好きだし、野菜も好き。でも、肉を噛みしめる時に口の中ではじける肉汁の美味さは格別だと思っている。これは他の食材では得られぬ快感だと思う。

日本人はとかく柔らかい肉を上質だと思い込んでいるようだが、私はそうは思わない。そりゃ、松阪牛に代表される霜降り肉の柔らかさを否定する気はない。あの口の中でとろけるような肉質は、日本独特の牛肉だと思う。

でも、あれは日本の畜産農家がこの一世紀あまりの短期間に改良に改良を重ねて築き上げた努力の味覚だ。美味いと認めつつ、あれは人工的な肉の美味さだと思っている。つまり肉本来の美味さとは少し違う。

やはり肉本来の美味さは、噛みしめた時に肉汁がほとばしるような硬さの肉ではないかと思う。これは単に生育方法だけではなく、解体した後の熟成により練りこまれた味でもある。

だから国産牛でも、欧米式に時間をかけてしっかりと熟成された肉だと、欧米のステーキハウスと同じような固いが美味しい味となる。ただ、あまり多くは出回っていないようで、欧米からの観光客が多く泊まる一流のホテルあたりでないと味わえない。

以前、紹介したプロレスラーご用達と云われたリベラというステーキハウスは、この欧米流の時間をかけて熟成させたステーキを食べさせてくれる珍しい店だ。なんでも店以外に熟成のための倉庫を持っていて、問屋から仕入れた肉を更にそこで熟成させてから店に出すそうだ。

そんな熟成された牛肉を堪能するには、しっかりと噛みしめる必要がある。箸で裂けるような柔らかい松坂牛と異なり、しっかりと噛みしめなければならないので、丈夫な歯が必要でもある。

面白いことに、柔らかい松坂牛の肉は、それほど沢山は食べられない。いや、美味しいので、いくらでも食べられそうな気になるが、けっこう腹にたまるので腹8分ぐらいで抑えてしまう。

ところが固めの欧米流の熟成された牛肉は、不思議なくらい胃にもたれない。だから高齢者でも一人一ャ塔h(約450グラム)食べれてしまう。多分、脂身の多い松阪牛は、脂身の甘さと柔らかさが特徴なので、その分消化に時間がかかる気がする。

私はどちらも好きだが、近年少しずつ脂身が辛くなってきた。美味しいのは間違いないのだが、胃にもたれる感が強まっているのだ。それでも、ステーキを頼む時は、赤身のひれではなく、ロースを頼むのは脂身の美味さを否定できないからだ。

でも、たまには固くても美味しい欧米流の熟成がされたステーキも食べたくなる。多分、年齢を重ねて高齢者の域に入れば、こちらの肉のほうが楽しめるはずだ。ただし、この固めの肉を楽しむには、健康な歯が必要となる。

だから私は年3回の歯科検診を欠かさない。美味しいお肉を楽しむには、入れ歯ではなく、自前の健康な歯が大事だからだ。

そう意識している私の歯だが、実は虫歯が多い。これは甘党で和菓子、洋菓子、フルーツと分け隔てなく大好きだからでもある。デザートを諦める気はさらさらないので、食後の歯磨きを徹底することを重視している。

70過ぎてもステーキを自前の歯で堪能する。これが私の目標なのだ。

もちろん歯が健康なのは当然だが、もう一つ大切なことがある。それは咬む力を維持することだ。柔らかいものばかり食べてはいけない。たまには固いものを噛みしめる必要がある。

そのため私の机の引き出しには、干し昆布や煮干しが常時置いてある。イカの乾物も良いのだが、これは匂うので事務所のスタッフから評判が悪い。「なんか、イカ臭いです」などと言われて赤面するのは嫌なので、これは諦めている。

でも歯の健康のためには必要なことだと考え、今も干し昆布を齧りながら、この原稿を書いている。おかげで私の歯は元気で、固い肉だって簡単に咬みちぎれる。自慢じゃないが、私の歯の切れ味はかなりいい。これまで噛み切れなかった肉はないと豪語できるほどだ。

ただ、過ぎたるは及ばざるがごとし。

多分、少し硬めでも美味しいステーキでも食べる夢でもみていたのだろう。夢のことは忘れているが、この痛み、舌から流れる血の味は忘れられない。

寝ながら、舌を自分で咬んで飛び起きた。舌の痛みもさることながら、錆びた鉄の味がする血の味にげんなりしながら、自分の間抜けさ加減に腹が立つ。鏡で舌をチェックすると、出血したところ以外にも傷跡が数か所ある。

寝ながら咬む練習なんて必要ない。いや、なんで自分の舌を咬んだのか、自分でも分からない。

そんなに卑しいのかな、私。寝ながら舌まで齧るとは、自分でもうんざりです。
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まだまだ混迷は続く

2013-04-25 12:04:00 | 社会・政治・一般
昨年以来、政界を吹き荒れた橋下大阪市長が率いる維新の会が失速している。

当然である。何故なら維新の会が生まれ、有権者の期待を受けたのは、民主党政権の迷走があったからだ。ある意味、与党民主党あっての維新の会への期待であった。

だが、先の衆議院選挙で自民が圧勝し、自公連立政権が成立し、政治が安定を取り戻しつつある今、維新の会への支持が低迷するのも当然なのだ。

ただし安倍政権は、株価と円安誘導以外では未だ実績を挙げてはいない。だから青森などの地方選挙では敗北している。地方はもちろん、首都圏においてさえも、未だ景気回復の実感は乏しいのが実際だ。

低迷した民主党政権への反発から安倍政権には期待がかけられている。だが、未だそれは期待だけであり、満足には至っていない。景気が回復しないまま来年の消費税増税を迎えれば、期待が失望に変わった有権者の離反を受けて自公・連立政権は瓦解する可能性は十二分にあると思う。

そうなった時、ようやく維新の会などの新興政党に出番が回ってくるのだろう。

だが、私としては大阪においても十分な実績を挙げているとは言いかねる橋下市長に対して、あまり信用がおけないと考えている。現時点では、やはり安倍政権に期待を賭けざる得ない。

黒田・新日銀総裁の元で脱デフレを掲げてはいるが、これまた現状ではあまり進展はない。ただ、株価や為替相場が期待から過剰に反応しているだけなのだ。

もっとも景気回復の匂いがしない訳ではない。不動産に関する限り、昨年よりも活発であるように思える。実際、私の下にも数件、不動産売却成立の話は来ている。また国内旅行などレジャー産業においても、多少明るい兆しはある。ただ、今年は天候に恵まれず、週末の大雪、強風などの悪影響もあるので、一概には言いかねる。

問題は企業の設備投資、人材雇用なのだが、これがいささか心もとない。消費に関しても、あまり明るい数字は見ていない。それゆえ、私は未だアベノミクスとやらを信用する気になれないのが本音だ。

幸い平成25年度予算案は国会を通過したようだ。そうなると、今年の秋以降に明るい数字が出てこないとなると、安倍政権は非常に危ういと思う。その時こそ維新の会のような既成政党を批判することで支持される新興政党の出番なのだろう。

私としては、なんとか安倍政権の下で景気が回復し、安定した政治であって欲しいと切望しているのですが、現時点では不透明だと云わざるを得ません。
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キャタピラー 匣咲いすか

2013-04-24 11:35:00 | 

芋蟲(キャタピラー)とは、蝶や蛾の幼虫で、毛虫以外のものを指す俗称である。

なお、誤解されがちなのだが、形状がイモのようだから芋虫なのではなく、芋科の植物(サツマイモやジャガイモなど)の葉について食べることから、その食害の被害に悩むお百姓さんが付けた名称でもある。

率直に言って芋蟲なんて自然界では弱者であって、草葉を大量に食べる食害虫ていどの認識しかなかった。ところが武器をほとんど持たない芋蟲が、とてつもなく生命力の強い怪物だと、この漫画を読んで初めて知った。それにしても、まさか芋蟲を主人公にもってくる漫画が登場するとは思いませんでした。

ちなみに主人公はあくまで芋蟲の特性を付与されただけで、芋虫そのものに変身する訳ではない。もっとも相方の華蟷螂は戦闘時にはカマキリの鎌を使うし、敵方のサソリや蜘蛛は毒針やクモ糸を使う。

では、主人公の武器は・・・? こればっかりは読んでもらうしかない。正直、私は呆れてしまいましたが、その説得力に納得してしまったのも事実です。

ただ、私はこの漫画の絵柄はあまり好きではない。おたく少年の理想的な女性の容姿(細身で巨乳)に好感が持てず、連載当初は流し読み程度。興味が湧いたのは、むしろ敵方の弾丸蟻(パルャlラ)の造形に惹かれたからでした。

なにせこの蟻は、雀蜂なみの猛毒を持つだけでなく、きわめて凶暴で巨体。蟻には珍しく単独行動で捕食する世界屈指の危険な蟻として知られている。その弾丸蟻の特性を付与された敵のキャラときたら、太った醜悪な中年男として描かれている。しかも主人公を辟易させるほど強い。

こりゃ面白い漫画だなと思ったのもつかの間、すぐに休載してしまった。その後再開したが、時折休載されることに疑問をもっていた矢先でした。先日のことですが、作画者の匣咲いすかさんが急逝されました。

死因は報道されていませんが、巷では自殺説も流れているようです。休載が多いわりに病気等の話もなかったので、精神的なものだったのかもしれません。ただ、報道によるとまだ27歳だったというから、いささか早過ぎる死であったと思います。

まァ、原作者があり、また他の作品からスピンオフした漫画でもあったので、作画者を変えて再開されるかもしれません。それでも、せっかく面白くなってきた矢先の訃報であったので、たいへん残念に思います。

この漫画はTVゲーム界で知られたスクエア・エニックス社が刊行した少年向け漫画雑誌ガンガンの成功を受けて、青少年向けに刊行されたヤング・ガンガンという隔週発売の雑誌に掲載されていました。漫画雑誌の世界では、まだまだマイナーな存在ですが、けっこう気鋭の新進漫画家の登竜門になっているので、私は注目しています。

いささか稚拙な構成の漫画もないではないのですが、大手とは一味違う漫画を楽しめるので、今後も注目作品を取り上げようと思います。

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北朝鮮のミサイル騒動

2013-04-23 11:45:00 | 社会・政治・一般
武器の価値は使うだけではない。

武器の威力を知らしめるだけも価値がある。すなわち武器を実際に使って目標を破壊しなくても、破壊する威力があることを知らしめるだけでも十分な効用がある。

この記事を書いている段階(4月21日)では、北朝鮮はミサイルを発射はしていない。

暴論だと云われるかもしれないが、私はミサイルは発射されるべきだと思っている。

一部の報道では核兵器が搭載可能だとしているが、これはいささか疑わしい。そこまで小型化する技術があるとは思えないのだが、日本のようなスパイ天国から情報入手しての小型化も考えられなくもない。

はっきり分かっているのは弾道ミサイルの命中精度の低さだ。過去のミサイル発射のデーターから判じて、目標地点の範囲は半径数キロ程度らしい。これでは通常ミサイルとしては精度が低すぎる。むしろ核兵器ぐらいの破壊力がないと、意味のないミサイルとなりかねない。

ミサイルの命中精度は、コピーが容易なIT技術と異なり、三次元誘導ジャイロの細密加工など高度な技術を要するため、北朝鮮の技術水準では当分難しい。近距離ミサイルならともかく、高高度を飛来する弾道ミサイルの命中精度を上げるのは相当にハードルが高いと思う。

ところで問題は、どこにミサイルを墜落・・・いや、命中させるかだ。

間違ってもロシア領内や、共産シナの領内は不味い。反撃が予想される韓国もあまり望ましくない。今回のミサイル発射は、あくまで威嚇であり、北朝鮮軍の存在意義を三代目のボンボンに叩きこむことが目的なのだから。

そうなると、やはり日本がいい。ただし、間違っても在日米軍基地はダメだ。また民間人に被害が及ぶ場所も好ましくない。もし、万が一、民間人に被害が出て、憲法9条見直しが実現して、日本が軍事力強化に乗り出してはまずいからだ。

そうなると日本の領海内で、なにもないところに墜落、いや命中するのが望ましい。どうせ、この国は反撃なんかしやしないしね。

多分、そう考えているのではないかと思う。

でも、意地悪な私はミサイルは日本の領土内に落ちて欲しいと思っている。理想は代々木の朝鮮総連の本部を誤爆することなのだが、川崎や大久保のコリアンタウンでもいいぞ。

ところで何気に「三代目のボンボンに叩きこむ」などと書いたが、これは三代目の金正恩が未だ権力基盤を固めていないことを示している。西側に留学経験もあり、経済再建こそが急務だと認識している三代目だが、実力で最高権力者の座を掴んだ訳ではない。

あくまで後継者として指名されたに過ぎない。独裁者としては不十分で、むしろ神輿にかつがれたお人形的存在である。その人形風情が生意気にも軍部をないがしろにしたことから、今回のミサイル騒ぎが起きたのが実相だと思う。

軍部の強硬姿勢を宥めるため、やむなく世界との対立姿勢を鮮明にして、軍部に媚びを売った。だから軍部さえ満足すればミサイルを実際に打つ必要はない。それが常識的判断なのだろう。

それは北朝鮮指導部にも分かっているのだろう。だからこそ、実際にミサイルは発射せねばならぬ。口先だけじゃないぞと誇示しなければならぬ。

そのミサイルが落ちてきても、実際に反撃してこない間抜けな国、それが日本だ。だから日本の領海内にミサイルは落ちるはずだと思う。

でも、それでは困る。私としては、未だに憲法9条という平和妄想に憑りつかれているいる平和痴呆症の患者さんたちの目を覚ますためには、日本の領土内にミサイルが落ちて実際に小さな被害が出ることが望ましい。

まァ、実際に落ちて被害が出てもあの平和痴呆症が治るとは思わないが、大切なのは憲法9条が非現実的だと分かっていながら波風立てるのを厭うていた多数派の温和な日本人の目が覚めることだ。

ただし、ミサイルによる被害は軽微でなければ困る。間違っても老人ホームとか幼稚園とかに落ちて死傷者が出れば、極論に走りかねない。むしろ戦わずして勝つ、といったような冷静な智謀が求められる。これが苦手なんだよね、日本は。すぐに極端にぶれるから。

そんな訳で、私としては早く日本領土に向けてミサイルを発射して欲しいと願っている。早く来い、来いである。コイはコイでも鯉のぼりではなく、ミサイルですけどね。
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