我が家の不文律は、家の外でのゴタゴタは持ち込まないことだと思っています。これは親が宣言したわけでもなく、私が勝手に思い込んでいるだけなのですが、不思議と家族全員が守っている約束事なのです。
父母が離別したのは、私が小学校2年の夏でした。親たちは子供たちの前では、一度も喧嘩した姿を見せなかった。まあ、なんとなく不自然には感じていましたがね。
私は十代に入る前から、警察、MP、交通機動隊などの世話になり、施設送りを本気で検討される問題児でしたが、家で暴れたことはありません。思春期になり、母親を口論で言い負かした時など、妹どもから総攻撃を喰らい、哀れにも家を放り出されたことがある程度です。
妹どもも、誰に似たのか、よく外で問題を引き起こしていましたが、やはり家庭内にトラブルを持ち込むことはしませんでした。でも、決して仲が良かったわけではないと思います。まあ、女同士で固まっていて、長男様が疎外(自主的に・・・ですが)されていたこともありますが、家族でまとまって行動することは、冠婚葬祭以外はまずない。そんな家族です。
そんな訳で、私はあまり家庭的な人間ではありません。アットホームな雰囲気が苦手なくらいです。だからと言って、家庭を否定しているわけではないのですが、積極的でないのは事実です。
表題の漫画は、長期の単身赴任から帰った父親が、崩壊した家族をなんとか立て直そうと奮闘する姿を描いたものです。酒と怪しげな宗教に走る妻、人格が崩壊した長女。部屋に男どもを連れ込み乱交する次女。完全に壊れた家庭と、それに振り回される父親。七転八倒する父親が選んだ、最後の解決手段は・・・なんとも後味が怪しい結末は、良くも悪くも印象的でした。家族をお持ちの方でしたら、とんでもないと憤慨するかもしれません。そんな作品です。
作者は、もう一つのペンネーム「森山塔」のほうが有名かもしれません。知っている人は、かなりHな人でしょう(苦笑)。長くH本にスケベな漫画を描いていたのですが、当時から技量は高く、表の漫画の世界でも十分活躍出来るはずでした。そう思う編集者は多かったようですが、作者にはこだわりがあったようで、山本直樹のペンネームでメジャーな漫画を描くようになっても、やはり一筋縄ではいかないヒネクレ者でした。
相当に癖のある漫画ですから、多分読み手を選ぶ漫画だと思います。それでも、下手な文訣?iよりも、家庭というものについて考えさせられる作品であるのは確かです。
父母が離別したのは、私が小学校2年の夏でした。親たちは子供たちの前では、一度も喧嘩した姿を見せなかった。まあ、なんとなく不自然には感じていましたがね。
私は十代に入る前から、警察、MP、交通機動隊などの世話になり、施設送りを本気で検討される問題児でしたが、家で暴れたことはありません。思春期になり、母親を口論で言い負かした時など、妹どもから総攻撃を喰らい、哀れにも家を放り出されたことがある程度です。
妹どもも、誰に似たのか、よく外で問題を引き起こしていましたが、やはり家庭内にトラブルを持ち込むことはしませんでした。でも、決して仲が良かったわけではないと思います。まあ、女同士で固まっていて、長男様が疎外(自主的に・・・ですが)されていたこともありますが、家族でまとまって行動することは、冠婚葬祭以外はまずない。そんな家族です。
そんな訳で、私はあまり家庭的な人間ではありません。アットホームな雰囲気が苦手なくらいです。だからと言って、家庭を否定しているわけではないのですが、積極的でないのは事実です。
表題の漫画は、長期の単身赴任から帰った父親が、崩壊した家族をなんとか立て直そうと奮闘する姿を描いたものです。酒と怪しげな宗教に走る妻、人格が崩壊した長女。部屋に男どもを連れ込み乱交する次女。完全に壊れた家庭と、それに振り回される父親。七転八倒する父親が選んだ、最後の解決手段は・・・なんとも後味が怪しい結末は、良くも悪くも印象的でした。家族をお持ちの方でしたら、とんでもないと憤慨するかもしれません。そんな作品です。
作者は、もう一つのペンネーム「森山塔」のほうが有名かもしれません。知っている人は、かなりHな人でしょう(苦笑)。長くH本にスケベな漫画を描いていたのですが、当時から技量は高く、表の漫画の世界でも十分活躍出来るはずでした。そう思う編集者は多かったようですが、作者にはこだわりがあったようで、山本直樹のペンネームでメジャーな漫画を描くようになっても、やはり一筋縄ではいかないヒネクレ者でした。
相当に癖のある漫画ですから、多分読み手を選ぶ漫画だと思います。それでも、下手な文訣?iよりも、家庭というものについて考えさせられる作品であるのは確かです。