季節の変わり目で急に冷え込んだので風邪引きました。今日はお休みします。
この季節になると鈴虫が鳴いている記憶が蘇る。
おばあちゃんの趣味は、鈴虫を飼うことであった。あばあちゃんの家の廊下の片隅には、ちょっと大きめの壺が置いてあった。その壺で鈴虫を育てていた。
大体、梅雨の前あたりに孵化して、夏には鳴きだす。初めの頃は鳴き方が下手だが、次第に上手く鳴くようになる。秋が終わる前には自然と静かになる。上手くいけば、産卵して越冬することもある。
ちなみに餌は胡瓜やナスを与えていたが、雑食性で野菜だけだと共食いを始めるので、時折焼いたフナなどを与えていた。ちなみに、そのフナは私が用水路などで捕まえてきた奴だ。なんで焼くのかというと、生の死体だとコバエなどが湧きやすく、また悪臭も漂うからだと教わった。
おばあちゃんが亡くなってからは、鈴虫を飼うことをおじいちゃんはしなくなってしまった。また一人では不安だと母が同居するようになったが、生き物を飼うことにあまり積極的な人ではなかったので、鈴虫のことは忘れ去られてしまった。
先日のことだが、私が銀座で働いていた頃、近所で事務所を開業していたA先生が亡くなったとの報が入った。A先生の趣味が、鈴虫の飼育であった。何かの時に、雑談の話題として鈴虫の思い出を話したら物凄く喜んだのがA先生だった。
それから一時間以上に渡り鈴虫談義を聴かされたのには参った。あとで師匠のS先生に愚痴ったら、まさかあなたが鈴虫を飼った経験があるとは思わなかった。事前に知らせておけば良かった、A先生の前では鈴虫の話はタブーだと言われた。
もっと早く教えて欲しかったが、後に私が経理部長になった時、支部幹部であったA先生にはあれこれと世話になったから随分と助かったものだ。A先生は引退して数年経つので、遠方の自宅までご焼香に伺るほどの付き合いでもなかった。でもお香典ぐらいは送りますかね。
運が良いのか悪いのか。
先週のことだが、エアコンのリモコンが突然壊れた。当初、電池切れかと思い、電池を交換したが、まったく作動しない。ちなみにエアコン本体のスイッチで緊急的に動かすことは出来たから、やはりリモコンの故障だと思う。
幸いにして猛暑は既に去っており、この数日夜はエアコンなしで窓を開けておけば十分であった。でも、そろそろ暖房も必要になるし、このまま放置する訳にもいくまい。むしろ狭間の時期の故障なのは幸いなのだろう。
少し早めに仕事を終えて秋葉原に向かう。徒歩で数分なので、非常に助かる。以前は新橋の家電量販店を使っていたのだが、実は現在は全て閉店している。あのおじさんサラリーマンの聖地である新橋で、家電量販店がないのだから驚かされる。十数年前まで5軒はあったのですが、いつのまにやら無くなっていました。
アキバで家電量販店に入り、汎用のエアコン用のリモコンを購入。さっそく帰宅して電池を入れ替えて・・・・ん?
当初、電池切れだと思って新しい単四電池に入れ替えたのに、リモコンに反応なし。だから故障だと思っていたのだが、ここで重要なミスを発見。電池を入れる方向が間違っていた。電池を入れ直したら見事にリモコン復活。
さて、新しく買った汎用エアコン用リモコン、どうしよう・・・まぁ2千円程度なので、予備に保管しておくかな。いつかは壊れるものだしと自らの愚かさを誤魔化す。そにれしても情けない話だ。電池の入れ間違いなんて、多分初めてだ。ボケたかしらん・・・
日曜日の夜、入浴後に寝っ転がって本を読んでいたら、隣の部屋に置いておいた携帯に着信があった。
はて?休日の夜になんなのだと思い、のそのそと立ち上がり携帯を手に取ると同時に着信音が消えた。画面を見ると見慣れぬ電話番号とインドネシアの表示。電話番号の頭に(+)とあるので、国際電話に間違いなさそうだ。
私にはインドネシアとのかかわりがまったくない。だから間違い電話かなにかだと思い、ほったらかした。ただ気になるのでPCを立ち上げ、電話番号を入力してあれこれと検索すると、インドネシア大使館のHPにたどり着いた。
そこに掲載されていたのが冒頭の画像である。
まぁどこの国でもよくある電話を使った詐欺なのだと思うが、なんだってわざわざ国際電話でやるのだ?しかも、まったくかかわりのない日本人の携帯番号だぞ。どうせろくでもない内容だと思うから、わざわざかけ直すようなことはしなかったが、それで正解なのだろう。
まったく詐欺師の考えていることは良く分からない。明らかに採算割れだと思うが、ひっかかる鴨が数万分の一でいるのかもしれない。相変わらず振り込め詐欺などは多いらしいし、タイやラオス、フィリピンなどで日本人が暗躍している報道もあるから、真似したのかもしれない。
いくら技術が発展しても、知性とか良識までは発展しないようですね。
私が初めて自分の車として父に渡された車は本田のシビックだった。
小さいが良く走る車で、欠点はあったが私はけっこう気に入っていた。その次の車はホンダの初代プレリュードでデザインは少しダサいが、天井にブラインドがあるタイプで車を停めて夜空を見上げることが出来ることが気に入っていた。
そして自分で初めて買った車もシビックだった。しかもマニュアルシフトであり、大垂水峠をよく一人で走りに行ったものだ。運転はさほど上手くないので週末は避けるヘタレであった。でもあのシビックはエンジンの回転数を2千から三五〇〇程度に保持すると、エンジン音が気持ちよく、山道を快適に駆け抜けることが出来た。
以来三〇年近く、ひたすらホンダの車を乗り続けてきた。だから電気系統が弱いとか、シートがへたれ易いなどの欠点は嫌ってほど知っている。だがエンジンは快適であり、燃費も良く、なにより車を操作する快感があった。これはいくらトヨタの車の出来が良くても、真面目過ぎる車からは味わえない悦楽である。
だが心臓を悪くしてからは車を手放した。さすがに運転中に心室細動などが起きて事故を起こす可能性を否定しきれなかったからだ。実際、ICD(除細動器)の埋め込み手術を受けて退院後だが、二回ほど発作を起こしていることがICDのログに残っている。私は3秒程度の目眩だと感じていたが、実際には10秒近い失神状態であった。
これは怖かった。だから車を手放したことは後悔していない。とはいえICD埋込患者の生活指針では、2年以上何事もなければ運転再開は可能だとされている。もう三年目に入るので、そろそろ新車を買おうかと思っているが、取り敢えずは次のペースメーカー外来での診察次第だ。
長年HONDA党の私ではあるが、多分次は買わない。理由は簡単でデザインがダサ過ぎる。本来ならば候補に挙がるはずの新型フリードがその典型だ。これが商用車ならば、まぁまぁお洒落と云えるかもしれない。しかし、メインで乗る普通車としてはダサ過ぎる。
残念なことにおそらく塗装の質感は数段良くなっているし、内装だってそう悪い質感ではないはず。いざハンドルを握って走り出せば軽快だろうし、燃費も良いだろうと予測できる。だけど、あの外観はあんまりだ。まったくワクワク感がない。かつてのHONDAには、トヨタにも日産にもない快活さがあった。その魅力が失われている。
実は初めてではない。以前にも何度かデザインがダサ過ぎると思わせることが十数年おきにあった。まだ悪い癖が直っていない。
まだ決めてはいないけど、次はハイブリッド・エンジンを搭載する予定のスバル車になるかもしれません。実は何度か同乗しているのですが、けっこう気に入っています。特に安全運転装置のアイサイトは魅力的。これで燃費さえ良ければなぁ~と思っていたので、ハイブリッド・エンジン搭載はとても気になる情報なのです。