
第2牧区のレンゲツツジの花がもう咲き出した。ヤマナシ、コナシ、クリンソウそしてこの花、レンゲツツジの順だと、つい先日も問い合わせてきた伊那市の観光課の職員に伝えたばかりだった。
それはそうと、この自然の乱調を、当の草花はどう感じているのだろうか。
きょうでこの呟きを開始してから4000日が経った。1000日も2000日も、そして3000日もまったく意識してなかったが、恐らく今回は、こういう大きな節目はこれが最後だという気持ちがあったのだろう、春ごろから時々気にしていた。ところが昨日、それが翌日のきょうだと知り驚き、慌てた。
と言って、何かあるわけではない。都知事のあの人も言っていた「継続はナントヤラ」などという気にはとてもならない。
実際、この呟きがここの山小屋やキャンプ場の広報宣伝にどれほど役立っているたかと言えば、雲をつかむようなもので覚束ない。もちろん、この独り言を聞いて訪れたと言う人もいて、そんなことを聞けば喜ぶが、「ナントヤラ」にはまだ遠い。
では後悔しているかと訊かれたら、そうでもないと応えたい。ここでの人知れずにやっている仕事、一人で満足し、夜の小宴で飲む酒の味、その酔い心地、この呟きも10年も続いたとなれば、その程度には感ずることは許されるかも知れない。
それにしてもこの仕事と言い、この呟きと言い、予想を超えて長く続いた。76年生きて、18年続けたこの牧場管理人の仕事が、自分の人生のすべてと思う時さえある。しかしそれでいい。
ここの営業に関しては呆れたことだが、農協も行政も遠い昔を省けば殆ど外部に発信していない。これほど中級山岳の魅力を持った自然が勿体ないと、それでPCなどというものに手を出してしまった。この独り言の始まりである。
多くの人の支援を受けて、子供がようやく自転車に乗れる程度にはなったかも知れないが、しかし、遠乗りはまだ無理だ。きょうも、このPC奴がおかしくなり、只今やり直し中、血圧が上がる。
協力してくれた人々、今も支援してくれている人々ついては、この呟きでも名前は仮称としているのに倣うが、有難く、感謝している。もちろんあなたの名前も忘れてはいない、嬉しく思っている。もとい、「多くのあなた」だ。
これからいつまでこの独り言が続くかは分からないが、それでも、この呟きを聞いて「行って見ようか」などと思ってもらえたら、それこそ本望、報われる。
長らく小屋とキャンプ場の営業を中止していましたが、今週から再開致しました。是非お出掛けください。
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本日はこの辺で。