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Photo by Ume氏
寒波の予報が続く。帰省と重なるからと、盛んに注意が呼び掛けられている。しかしこの注意喚起も、あまり過ぎては、その効果が疑わしい。この時季、寒波が来るのも、大雪が降るのも少しも不思議ではない。交通への影響も出るだろう。だからと言って帰省を諦めたり、山やスキーにいくのを取り止めたりはしないだろうから、気象予報に携る人たちには、あくまでも正確な分析と、それに基ずく気象予報を期待したい。
18歳から30代半ばごろまで、年末年始は毎年スキーか山に行っていた。だから、里にいるようになってからは、その時期の過ごし方をどうしたらよいのかと、大いに戸惑ったものだ。特に一人で年越しをするようになると、新年を迎えるにあたり特別なことは面倒だからと何もせず、手持ち無沙汰に耐えられずさっさと寝てしまうことが多かった。今、ここ何年かの日記を見返してみたが何も書いてない。晦日に、二年参りを兼ねて墓参りをしてから神社に行ったのは、何年前の気紛れだろう。今年の正月は、雑煮を食べたかそれも定かではない。門松を飾らなかったり、供え餅も用意しなかったことは珍しくなかった。このままでは、また例年の轍を踏みそうだ。
それでいて、入笠には三が日の間には決まって行ってる。年末年始に客を迎えた記憶はないが、それでもずっとそれが行事のようになっていた。今年は30日に行って、上で越年する。迎える登山者も2名だが、いる。1名は30日に赤坂口から、もう1名は31日に諏訪神社口から、法華道を登ってくることになっている。
31日の年越しと元旦は、手料理を振る舞うつもりでその用意もした。そうしていたら、漁に出ていた山奥氏が船酔いで絶不調の中、城ヶ島沖でなんとイナダを3本も釣り上げたと連絡が入った。それで、早くその魚を持ち帰って、ここで年越しの宴に参加しろと言っておいたのだが。
親愛なる読者各位に謹んでお伝えする。12年目にして初めて越年の客を法華道から迎え、豪勢極まりない年越しをするのだと。あ、もちろん酒もワインも極上、ビールは普通。料理の材料並びに味だって、負けない。それでも、1泊3千500円の料金は変えない。これこそ時代遅れの山小屋の実力、ワハハ、だ!
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