
このPHは駄目の見本
天気:晴れ、気温:零度(昼)
北原のお師匠より、伊那の観光課の職員3名とともに入笠に登るという話を聞き、飛び入り参加させてもらった。
一足先行した道中、大阪ナンバーの車1台とすれ違っただけで、初冬の山は人気もなくひっそりとしていた。もう、毎日通わなくてもよいのだという安堵感と、その一方で一抹の寂しさも入り混じり、7か月がまだ過去に定まりかねていた。峠からは道路の端に吹きだまった落葉松、ミズナラ、クヌギなどの枯葉や、日中の気温では乾ききれぬままに氷結したそこらここらの日陰の雪にも気を取られ、大分時間をかけて登った。
北門を過ぎて少し行くと、いつもの場所で伊那谷のそのまた遥か向こうに、雪をまとった中アの主峰・駒ケ岳が冬空に見えていた。わづか6日かそこらのうちに遠くの山々はすっかり冬の装いに変わってしまい、また周辺の「初の沢」や「八っ株沢」などの落葉松の森は、前日の雨でだろう、ことごとく落葉してしまっていた。

お師匠と2名の女性職員(「本家・御所平峠」)
今回は高座岩を含む法華道の一部と、テイ沢の夫婦ガ淵まで同行した。その後、折角だから一目だけでも牧場内のお勧め場所を見てほしいと大沢山に行ったら、見えないと思っていた富士山がどっかりとした姿で浮かぶように見えていた。お師匠は大満足。観光課の3人の目に、さて入笠山とその周辺はどんなふうに映っただろうか・・・。


上2枚のPHはテイ沢の「夫婦ガ淵」
本格的な冬の来る前の中級の山々は、緊張しているようでいて邪険ではなく、全体に色彩の地味なロウ・アンバー系の色合いは、平穏で暖かく、深かった。ふと、谷川や秩父の山々と印象が重なった。
この間もコメント、メールを幾つも頂戴しました。村田H子さん、杉崎さん、カールママさん、白uazさん(10人でなくとも可)、ランデブーさん(接見能わず残念でした)、TDS君、海山さん、ARKWさん、OZWさん、百姓ピンカラ恋知らず君、FMZ君、KTO君ありがとうございました。ブログをアップしない日でも、コメントの確認は毎日行います。
山小屋「農協ハウス」の冬季営業については、11月1日のブログをご覧ください。