雨が降っているというのに、せわし気に鳴く椋鳥の声がする。家の西の隅に古い柿の木があり、熟した柿の実がたくさんあったころはそれを目当てに毎日やって来ていた。以来、椋鳥たちはあの木が気に入ったのか、最近暖かくなってまたよく来るようになった。この木はすっかり根が張り過ぎたため石垣の一部を崩してしまい、本当は伐ってしまった方がいいのだが、なかなかそれができないでいる。小さなころからすでに大木だった家の周囲のクリ、ケヤキ、スギ、それに2本の柿などはいつの間にか伐られてしまったが、この柿の木だけは残された。そのころではもう、干し柿など作る者は家にはいなかったはずだが、今となってはその理由など知りようもない。
さてさてこの雨、入笠はどうだろう。雪になっている可能性は低いと思うが、氷の道と化していたあの林道のことが気になる。3月は幾つかの予定も入って、今から気ぜわしい思いをしているが、週末はできるだけは開けておくようにしている。ただ、冬季の利用者が現状のようならもう、そういう必要はないかも知れない。
今冬は雪不足で、積雪による保温効果が期待できない分、配水管内の水の凍結は絶えず気掛かりなことだった。幸い、前回の21日に行った時も、水場には案ずることはないと言わんばかりにゴボゴボと水が溢れ出ていて、安心させてくれた。ただ、あの貴重な水があまり役に立たないまま再び土中に戻っていくのを見ていると、長い距離を流れてくるだけに、無駄骨を折らせたような気になったりもした。
赤羽さん、いつも通信を頂戴し、大変に感謝しています。この呟きに疲れを感じているときなどは背中を押してもらったようで、お蔭で元気が回復します。3月13,14日は古い友人たちと1泊で近くへ出掛けます。また19日からは3泊4日の予定で上京することになり、すでにホテルの予約も済ませてます。その他に、これは4月になってからでも構わないのですが、地蔵峠が車で通れるようになればで秋葉神社と、ついでに周辺にも足を伸ばすつもりでいます。さらにか細い声ながら、冬の山支度をして来いと呼んでくれている春山と雪女もいますが、招待を受けるかどうかはまだ決めかねています。そんなところですの一応、お知らせいたします。
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