Photo by Ume氏
きょうで10月も終わる。この月もあまり天候には恵まれなかった。そのせいもあってか、10月のキャンプ場と小屋の売り上げは、今年度において初めて昨年度実績を下回った。
10月は新月が2回あったが、星の狩人や旅人も天気に翻弄され、不満を残して帰っていった。ただ雨の日が多かった分、お蔭で秋はいつもの年よりも長引いているような気もする。来る途中で見ても木々は雨の降るたびに葉を散らしたが、むしろそれで森や林はスッキリとしたくらいで、決して秋らしい季節の雰囲気を損ねたわけではない。このブログのタイトルもそろそろ「初冬」にしようかと考えたが、朝の気温も10度前後で日が射せば気温はさらに上がり、暖かそうな日だまりに牧草の緑が映える。もう少し様子を見た方がいいと考え直した。
きょうのUme氏の写真は、今月の中旬に撮影されたもの。この前後何日かは確かに気温が下がり、上に泊まった夜は寒くて何度も目が覚めた。それでもまだ日中は秋らしい暖かくて気持ちのよい陽気に溢れていたから、もっと季節が進んでから使わせてもらうつもりでいた。そうしないと、ブログの読者がここへ来ることを見合わせたりしないかと、切ない心配までしたのだ。
それが今朝来てみれば、国有林と接する囲い罠の日陰の部分にはすっかり霜が降りていて、あの写真を使わせてもらうのに相応しい時が来たことを気付かされた。
これからゆっくりと季節は冬に向かうのか、それともある日急に冬の到来となるのか、それはまだ分からない。今、昨年の日誌で調べてみたら、11月の26日に「昨夜降雪あり、初雪」とあった。そういえば、昨冬は雪の来るのが遅く、積雪もそれほどではなかった。ともかく、雪がチラつくのは例年なら大体11月の中旬だと思う。
昨年は11月の来訪者はゼロで、12月はそれなりにあった。今年は11月、小屋の予約が結構ある。O沢さんの小黒川林道についての提言、有難く読みました。本当にあの美しい渓谷を騒々しいオフロードバイカーの独擅場にさせておいてはならないと、いつも強く思っています。
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