待ち人来たらず。囲い罠の中にいる4頭の鹿の殺処分を頼んであったが、鉄砲撃ちがまだ来ない。さて、どうしたものかと考えていたところへ種平小屋夫妻がやってきた。HALが来ているかと好物のから揚げを持って立ち寄ってくれたのだが、お目当てはいないので、久しぶりに最近の状況などについて話し、二人はその後小黒川林道の様子を見にいくと言って出掛けて行った。
あの林道は現在もそうだが、よく通行止めになっている。しかし、すっかり有名無実化してしまい、特にオフロードバイクに乗る者らや釣り人は意に介さない。ところが、今はそうしたオートバイでも戸台まで通り抜けができないらしく、そんな情報が彼らの間にはすでに伝わっているのか、今年の春はいつになく静かで有難い。
結局、時間には遅れたけれど鉄砲撃ちが来てくれ、罠にいた5頭の鹿の殺処分は済んだ。牛が来るのが6月11日だから、もう仕掛けるのは止そうかと思っていたら、まだ期待できそうだから仕掛けておきたいと言う。彼らにすれば、激しく動き回る生きた標的を撃つのが醍醐味のようだが、その辺のことまではよく分からない。外国で友人の持っていた銃や拳銃を撃たしてもらったことがあったが、遠い昔のことだし、射撃への関心などは失ってしまった。
富士見町の町民を対象に、きょうは無料でゴンドラの試験運行が行われたと聞いた。一組だけ中年の夫婦がテイ沢から来て牧場を通っていったが、ゴンドラを利用したのかも知れない。
新型コロナウイルスを案じながらも、わが長野県も段階的に観光誘客を始めていくようだ。ついこの間まで「来ないでくれ」と言っていたのに、6月19日からは県を跨ぐ往来も自由にするらしい。少し虫が良すぎるようにも思うが、はて?
本日はこの辺で。明日は沈黙します。