コンサート観賞してきました。
絵本の読み聞かせ+オーケストラによるサウンド付きというもの。
なかなか贅沢な組み合わせ。
今回の目玉は楽器体験。
スネアドラムを叩かせてもらっている息子。
実は私、学生時代は勉強もせずにパーカッションに燃えていました。
何を手にしてもカタカタ叩き出すという、迷惑な子してました。
毎週土日も、練習に打ち込んでいました。
木琴叩かせてもらってる息子。
母さんはその昔、バチ4本持ってやってたよ。
パーカッションは子供達に大人気でしたね。
迫力かな?
まあ叩くだけだしね。
私は県のコンクールで金賞取った経験があります。
他校から、サインこそ頼まれなかったけれど、
「あなたが、あの学校のティンパニ奏者ですか?」と、
尋ねられたこともあるほど、
ティンパニに命掛けて頑張ってた時期がありました。
中学生のときは、
高校生が見学に来てたこともありました。
シンバルなんか、自宅に持って帰って、
肌身離さず練習していて、
お蔭で激しい金属アレルギー引き起こしましたけど…。
厳しかったけど大好きだった先生が産休に入り、
代わりにやって来た音楽教師に打楽器をバカにされたことを切っ掛けに揉め、
(というか、「音色を奏でる木管楽器以外は大した楽器じゃない。
金管なんて、パーパー吹いてりゃいいだけだし、
打楽器なんか適当に叩いてればいいだけなんだから。
そんな楽器担当してるんだから、ちゃっちゃと練習しなさいよ。」
と言われた。)
腹が立ってコンクール当日ボイコットして、
教師に土下座して謝らせたりしたけど、
信用を失った教師の下でやっていくことが嫌になり、
演奏会の真っ最中に楽器の後ろでトランプしたり花札したり(他の落ち零れ仲間と)、
真面目に吹奏楽するのがバカらしくなって、
バンドブームというのもあって
ドラム叩きのめしてストレス発散するほうへ転進・・・。
校内でドラムの叩ける女子って、私以外他にいなかったから、
あちこちの女子バンドから誘いを受け参加するも、
やっぱり自分のしたいことはこれじゃないと、
ドラムもやめる。
決して不良娘になったわけじゃなかったけれど、
頑張っていたものを見失って、
大人にも社会にも反抗して、
超目付きも悪くなって、グレる態度で生きていたのは、
こういうのが切っ掛けになったんだな・・・と大人になって分かった。
社会人になって、もう一度社会人吹奏楽みたいなのに顔出したこともあったけれど、
やっぱりもう昔のように楽しんでやる気もおきず、
それ以来楽器は避けるように生きてきました。
まあね、人生いろいろだわね・・・。
別に後悔もしていないけど。
「私」という人間が出来上がる過程の一つ。
昔っから頑固で、
大人相手に食って掛かるタイプだった。
こちらはバイオリン。
クラリネットのお兄さんは、
息子の質問に答えるため、
クラリネットを全部バラして、
どうやって音が出るか説明してくれてました。
ホルンのお姉さんはバイオリンも弾けるそう。
運動が嫌いで、ずっと音楽ばかりしていたんだって。
どのお兄さんもお姉さんも優しく説明してくれて、子供達の分かり難い質問にも一生懸命、丁寧に答えてくれていました。
来ていた子供達の半分以上が、バイオリンとか習ってる子だったわ。皆、お金持ちの家の子なのかしら?うちの子は、そこまで音楽に興味ないみたいだけど、一番習ってみたいのは「フレンチホルン」だと言ってた。息子は音楽に興味があるんじゃなくて、「楽器の音の出る構造」や「音が波動になって伝わっていく構造」のほうに興味があるようで、そんな質問ばっかり!「楽器、習ってみたい?」と尋ねられれば、「僕は音楽より運動のほうがいい!!」とハッキリ言い切ってたし・・・(苦笑)。
私は元々トランペットかサックスか希望だったんだけど、喘息が酷い時期だったから、咳き込んで咳き込んでドクターストップ。で、パーカッションにしたんだけど、性格には合ってたと思う。
我が子にはね、何か楽器ができるようになって欲しいとは思うものの、私みたいに熱くなりすぎて、教師と対立して燃え尽きちゃうんじゃ何にもならないからねぇ(ピアノもやってたけど、大してモノにならず・・・)。まあ時期が来たらでいいと思っていますが、でも何が人生を豊かにしてくれるか分からないから、オーケストラや楽器など、本物に触れる機会は幼い頃から与えてやりたいと思っています。
なんか楽器に触れたら、いろんなことを思い出しちゃって、いろんなことを書いちゃった。
クリックしていただけると励みになります