歯医者から電話掛かってきました。
待ってました。
なのに最初の一言。
「何?まだしぶとくNYで生きてたの?」って・・・(涙)。
生きてて悪いかっ!
つってね、
相変わらず嫌味言い合う仲。
ずーっと前からこういう会話です私達。
なので、周りの人たちがビックリする場合が多々ありますが、
至って健全な師弟関係みたいな、
上司と部下みたいな間柄で、
私は彼のことをある意味リスペクトしてます。
以下、英会話を日本語訳でお楽しみください。
「かくかくしかじかで、歯が死んだ模様・・・」と電話で伝えると、
「歯科衛生士のくせに何やってんだよ!きったねぇーなぁ!」とデンティスト。
「何にもやってないよ。虫歯にも何にもなってないのに突然死だよ!どうなってんのよ!」と逆ギレして言うと、
「そら、根っこにヒビ入ってる可能性高いから、抜こうっ!」と悪い冗談を言うデンティスト。
冗談になってないから・・・(汗)。
「マジで泣くよ。」
「さっさと来いよ。今日は?今すぐ来れる?レントゲン撮って診てみるからっ。」って。
なんだかんだ口は悪いが根は優しいデンティスト。
で、行きました。
レントゲン撮りました。
デンティスト(以下D):「おかしいねー。虫歯も無い、治療した形跡も無い、ヒビも入ってないのに、見事に神経死んでるね。痛いの?」
私:「ぜんぜん、痛くも痒くもない。」
D:「何やってたの?」
私:「一番考えられるのは、スパニッシュレストランで煮込み料理を食べてたときに、ぶつ切りにした肉の中に骨の破片が入ってたのね。それをね、思いっきり噛んだ記憶がある。それから半日、顔半分鐘が鳴ってた。もうね、あれしか考えられない。」
D:「肉食って神経死ぬなんて、そんなの聞いたことないよ。誰が肉食っていいって言ったよ?もう肉なんか食うなよ、太いんだから。」
私:「あのさぁ、相変わらずセクハラ発言半端ないんだけど!」
D:「セクハラ?君はそんなんじゃないから大丈夫だよ。まあしょうがないじゃん、今すぐ治療開始しちゃう?」
私:「ええーっっ!!ルートキャナルー(根っこの治療)!?」
D:「当たり前じゃん!今更何言ってんの?」
私:「ちょっと、取り敢えず家に帰って一回泣かせて。」
D:「ええっ?泣くの?本気で言ってんの?」
私:「マジで嫌なの。ルートキャナルだなんて人生の汚点・・・。」
D:「君、もともと汚点だらけじゃん!」
私:「うるせー。」
D:「君ちっとも変わんないね。」(しみじみ)
私:「変わったよ!何歳になったと思ってんの?」
D:「性格の話!」
私:「ああ、性格?性格はそうそう変わんないからね。気持ちはまだ20代のときのままだし。」
D:「良かった。良かった。」
私:「ドクターも変わんないよね?髪の毛とっ散らかったくらいで。」
D:「そんなこと言うんだったら、高額請求するよ!」
私:「ああ、ごめんごめん。」
私:「あのさぁ、治療費の見積もり出してよ。保険8割しかカバーしないから。」
D:「もう、いいよ。優しい俺がタダでやってあげるよ。」
私:「いいの?でも、怖いよ!タダより怖いモンはないって言うからね。手、抜かないでよ。」
D:「いつだって一生懸命やってるよ!」
私:「いつも以上に、細心の注意を払ってやってってこと。じゃないと煩いよ、私。」
D:「知ってるよ!」
っていう会話の後、
予約1時間枠取らせるだけ取らせて治療も開始せず、
結局帰宅。
その後、このデンティスト予約患者いっぱいで、
3週間先まで予約が取れませんでした・・・(涙)。
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