横浜での図書館総合展のフォーラムに行ってきました。素晴らしい学びがありました。
それに、夕暮れからのクルージングで煌びやかな横浜を満喫。贅沢!
新しい評価軸
そうそう、肝心な図書館総合展のフォーラム、特に印象的だったのは、「図書館と地域の関係を再編集して地域の課題解決へ!」というフォーラムでの図書館と地域を結ぶ協議会チーフディレクターの太田剛さんの講演。
この講演で一番ビビッときたキーワードは「新しい評価軸」。それは、明確なビジョンと戦略があって初めて可能になるのだろうと思います。
そして、もう一つは、図書館サポーターの養成。太田氏がサポートする幕別町では、「図書館エディター養成講座」を5か月という期間で開催。
もう一つは、「公共施設」としての図書館とは~「地方創生」と「公民連携」の視点から考える~というフォーラム。
紫波町図書館と高山市立図書館からの報告もありましたが、特に、元横浜市役所職員で現東洋大学客員教授の南学氏の「公共施設としての図書館~指定管理者制度で活性化できる」という講演。
機能とミッションの再定義が必要
何かと物議をかもしてきた図書館の指定管理問題。真正面から切り込んでの話は新鮮でしたし、僕が考えてきた問題点こそこの講演での指摘の核心部分でした。
それは、そもそも公務員制度の限界からの指定管理。それが、コスト削減に目が向きすぎ議論が矮小化されてきた。公務員の専門職確保と育成の困難さこそ公務員制度の限界。
機能とミッションの再定義が必要と強調されたのですが、そもそもミッション論議が不足しているので評価基準も戦略性が全くない。だから、館長も女性の渡りポストなんてことになる。へえ、あちこちあるんだ!
これは、もう一度真正面から論議し直す必要がありそうです。
南学先生に来ていただき、論議する場が持てないだろうかと。