手先が見えなくなるまでく草取りに従事した。これより他にすることがない。これより以上の楽しみが今のところ見出されていない。お昼の炎天下を外して、早朝と夕方と楽しんでいる。お金も掛からない。褒められることもなければ、それを期待することもない。疲れたときには休憩を入れて、一人で大空に向かって口笛を吹いている。
草を取った後には畝を作ってもらって、薩摩芋の苗を植え込んでいくつもりだ。その季節が到来している。梅雨時を待つと水遣りをしなくてもよくなるだろう。もう少し余裕がありそうだ。
蕗畑を終了して、最後は家の周囲のドクダミ退治に廻った。庭と言わず畑と言わず、林の下陰と言わず、生えて生えて生えまくっている。抜くだけで手先が臭くなる。地中に深く長く根が張っているから浅く鍬を入れて地上部だけを抜いても同じ。またいつの間にか生えている。したたかだ。それだけ旺盛な生命力とも言える。思わぬ時間が掛かってしまった。
相撲も見ていない。ビデオに撮ってある。夕食が済んだ後に巻き戻して、飛ばし飛ばしに本番だけを見る。今日の横綱稀勢の里はどうだったんだろう。大関昇進を賭けている高安は昨日まで連勝。いいぞ。優勝から遠離っている横綱白鵬が今場所こそは意地を見せるだろう。小兵力士、宇良関の動きのいい大芝居に拍手を送っている