加治木港湾内に来てみた。埠頭は釣り人でいっぱい。サイクリングして見て回った。見上げれば雄大な桜島山がある。山頂は白雲が隠している。小さな鯛が釣り糸の先に釣り上がって来た。
そこから北上して隼人町の鹿児島神宮に詣でた。やはり赤い鳥居の赤い神殿である。今日はこどもの日。節句。赤ちゃんを抱いた若夫婦が目立つ。幸せなお宮参りの風景に心が和む。神殿では神職がお祓いお清めの幣を振る。爽やかな五月のパワーを授けている。境内の新緑が鮮やかである。山藤が匂う。
味噌汁にワカメをぶっ込んで、それをご飯に注ぎ、味噌汁ご飯とした。納豆も掻き混ぜた。さらさらさらと掻き込んだ。塩鯖を一切れ。それにベーコン二枚。梅干し二個。以上。ホテルの朝食会場がすし詰めだった。家族連れが多い。
外は晴れてきている。明るい。さあてそろそろ行動開始するか。まずは車から自転車を下ろして周辺地域をサイクリングして回ろう。爽快だろう、さぞかし。ここは鹿児島県姶良市脇元町。南西に山が連なっている。いい日になりそうだ。
夜が明けている。四階のホテルの部屋。窓からの風景が雨に濡れている。でも、降っているようには見えない。今日は鹿児島神宮と霧島神宮を参詣したい。雨が上がっていれば、まずこの界隈をサイクリングして地理感覚を掴みたい。桜島が見えるところを走ってみたい。泊まるところは決めておいた。近くに山が聳え立っている。山頂に幾つもの塔が見える。テレビ塔だろうか。もしかちたら、登っていける道があるかも知れない。宿へ向かう途中に西郷隆盛が愛した日当山温泉がある。ここの公共の湯を探し当てて入りたい。和気清麻呂を祀った神社もある。ここにはたぶん藤が満開だろう。7時をまわった。朝食はバイキング形式。ううん、あんまり好きじゃない。杖を突きながら、列に並んで、料理を掴んでは行きにくい。車の給油をしておかねばならない。すっからかんになりそうだ。爪切りを買いたい。１００ショップが有ればいいけどな。昨夜重富温泉に入ったときに脱衣所で体重計に乗ったら５８ｋｇになっていた。これまででもっとも軽い。もっと食べていいのかもしれない。重富温泉は塩分濃度が高い温泉だった。湯元が４９．５℃もあった。熱くてたまらず３分で這い上がった。外の露天はぬる湯にしてあった。泊まっているホテルの受付の方は心優しい。気が許せるホテルマンである。しかもわざとらしくない。出来た人のようだ。
