初めて麻雀パイを握った。パイはたくさんあった。中国語読みなので、読んでもらってもちんぷんかんぷんだった。何度か実践をしてもらった。文字を表向きにして、解説入りで。もちろんまだ、なんにも分かってはいない。面白いのかどうかも分からない。リーダー格の方が数人であれこれ教えてもらうのだが、頭がそれについていかなかった。ルールも飲み込めなかった。鈍な老爺は、分かったフリをするのがやっとだった。ま、数を重ねて行く内に、少しはマシになっていくだろう。それまでの中途で、ギブアップしてしまうかもしれないのだが。
初めて麻雀パイを握った。パイはたくさんあった。中国語読みなので、読んでもらってもちんぷんかんぷんだった。何度か実践をしてもらった。文字を表向きにして、解説入りで。もちろんまだ、なんにも分かってはいない。面白いのかどうかも分からない。リーダー格の方が数人であれこれ教えてもらうのだが、頭がそれについていかなかった。ルールも飲み込めなかった。鈍な老爺は、分かったフリをするのがやっとだった。ま、数を重ねて行く内に、少しはマシになっていくだろう。それまでの中途で、ギブアップしてしまうかもしれないのだが。
6
申し込んだ人は10人。3人がまったく初めてらしい。気短な僕のことだから、「こんなの僕には無理」という結論を得て、あっさり帰ってきてしまうかもしれない。
5
帰りは遅くなりそうだ。第一回は上手な連中を後ろで見ているだけだろう。これは老人活動の、そのうちの趣味の、放課後クラブ活動。
4
<徒になる>というその徒だ。はかない。「徒」には「浮気」という意味もある。所詮はみんな、或る日の心模様を過ごしているのではないのか。
3
ふーむ。<もう一花>の花になるのかどうか。咲いたとみても、徒花(あだばな)という花もある。鼻が笑っている。
2
老爺はくたばるのみ。なに、このままくたばってなるか。もう一花咲かせよう。などとまあ、いじらしいハッスルの類いだ。
1
今日は麻雀をしに行く。したことがない麻雀を。やり方も分からない。手にとってみたこともない。2時間で200円。賭けない<まあジャン教室>へ行く。
西瓜の蔓が西瓜畑を占領した。四方八方に伸びている蔓の間間に、黄色の雄花だけが今朝も小さく咲いている。雌花がつかないから、当然、西瓜の実はついていない。ヘンなの。ヘンな僕んちの西瓜畑。
友人の説によると、それは「肥料をやり過ぎたからだ」という説明。なるほど。痩せていなければ、植物は子孫を作ろうという危機感を抱かない、らしいのだ。西瓜畑一杯に這い回る緑色の蔓とでっかい葉っぱ。
現代社会もそうなのかな、あまりにあまりに飽食豊穣だから。我が世の春だけ謳歌しておしまい、になる。ま、それもいいだろう。いずれまた世界中が食糧難の、極貧の時代も舞い戻ってくるだろう。ふ、どっちがいいのかな。分からない。
おはようございます。朝シャンしました。って、シャンプーしたわけじゃない、僕には頭髪がない。石鹸で全身を洗い、冷水シャワーを浴びたってこと。夜中、びっしょり汗を掻いていた、まるで汗かきの若者のように。ふ、老人だって一人前に汗を掻くんだった。で、皮膚がべとべと、べたべたする。我慢がならない。目覚めたらさっそくお風呂へ直行したってわけ。これでさっぱりした。着替えてまっさらな気分になった。一日が始まった。ギーガッタン、僕のおんぼろ始発電車がスタートした。