我は凡小凡俗凡庸。凡小が大風呂敷を広げる。そして、すぐに簡単に馬脚が現れる。実態が知れる。お粗末。こんなもんか、である。
あああ、情けない。鷹は爪を隠す。鷹を自認していたところで、それを隠せなければ鷹ではない。懐が深くない。我が失態を自嘲する。
増上慢の増長天。慢心はどこにも蔓延る雑菌。これが己だ。カバーしようとしたところで、カバーしきれない。そのつもりは積もりであって、崩れ去る。
我は凡小凡俗凡庸。凡小が大風呂敷を広げる。そして、すぐに簡単に馬脚が現れる。実態が知れる。お粗末。こんなもんか、である。
あああ、情けない。鷹は爪を隠す。鷹を自認していたところで、それを隠せなければ鷹ではない。懐が深くない。我が失態を自嘲する。
増上慢の増長天。慢心はどこにも蔓延る雑菌。これが己だ。カバーしようとしたところで、カバーしきれない。そのつもりは積もりであって、崩れ去る。
「そうだ、それをしていたら、お前には合格点をあげよう」と、絶対正当判断者が言う。ところが、こちらが何をしていても、そう言う。「そんなのでいいのか」とこちらが聞き返さねばならなくなる。彼は言う。「それでいい」「それで十分だ」と。こちらは拍子抜けをしてしまう。非絶対正当判断者のわたしにさえ、それは不合格点にしか映らないのに。彼は言う。「それでいい」と。
わたしは貪る。わたしは驕る。わたしは贅沢をならべる。不平を鳴らす。わたしは怠惰になる。冷たい目をする。腹を立てる。人の分までも欲しがる。泣き騒ぐ。炎になる。
それでも、絶対正当判断者は、「それで合格点だ」「躊躇うことはない」「不安に思うことはないぞ」と言う。デタラメを言う。
「それが原因であっても、しかし、それはいい結果に結びついていく」と言う。そういう説明をする。すべての原因は、その時点では善悪に分離しているように見えていても、それは統合されて、すべてのよい結果をもたらして行く。
川のようだ。すべてが流れ込んで行く川のようだ。そう思った。すべてが流れてこそ流れを造る。勢いを得る。そして大きな海に至る。海は地上を満たす。海は全体ですべてをよい結果にしてしまう。
生きているときに考えるべきこと。考えないでもいいこと。考えた方がいいこと。考えるべきではないこと。
死なないで生きているのなら、そんなことなんて考えてはいけない。そういう類いもあるだろう。もっとましなことを考えたらどうだ、という類いもあるだろう。
何しろ死なないでいるのだ。死んでいく人も数多くいる中で、死なないでいるという枠組みの中にいる。
そうしていることが果たして客観的に幸福かそうでないか、それは判然とはしないが。とにかくも、今日を死なないで生きている。
だったらもっと明るくなれないか。だったら、寒々としないでもっと温かくしていられないか。もっともっと嬉しい顔をしていられないか。
そうしていていいのに。そうしていない。横着を決め込んでいる。死んでいるような暗い冷たい発想に甘んじている。不届き者。
我が家の畑に実ったラグビーボール西瓜🍉の初収穫を、割って食べました。合格でした。真っ赤に熟れていました。甘さも十分です。冷蔵庫に冷やしていましたので、喉の通りもよし。うはうはでした。怪我をして痛くてエンエン泣いたけど、こうしていいこともあるんだなあ。
メロンは、しかし、胡瓜のようでした。収穫の時季を間違えたようです。
この猛暑の炎天下、外に出てのお仕事をされている方もいらっしゃる。わたしはそうしていない。冷房の中にいる。汗をも掻かずにいる。静養に甘んじていられる。済まないなあと思う。入道雲がニョキニョキわきあがっている。ちょいと厠に足を運んだだけで、熱風だ。桜の大木の、葉っぱが焼けて焦がれて凋んで、ちりちり垂れ下がっている。彼等もこの暑さから逃げられないでいる。一雨あれば植物たちも喉を潤すことが出来るだろうに。夕立の俄雨すら降らない。ここ一週間ほど、旱魃状態だ。雨乞いをしたくなる。
よかった! 骨折はしていませんでした。ギブスを拵えてもらいました。帰って来ました。ベッドにやすんでいます。来週もう一度診察を受けに行きます。
このくらいですんでよかった。取り敢えず、ほっとしています。でもねえ、老いたなあという思いがしています。足下の踏み板がドシンと音を立てて一段下に落ちた感じがします。
整形外科に来ています。レントゲンを撮ってもらいました。結果はまだ分かりません。診察は遅くなるようです。朝一番で来ましたが、予約の方が優先のようです。
目が覚めてしまった。ただいま午前4時。寝てばかりはいられない。朝のアクシデント以来ずっとベッド生活して、寝てた。とろとろ寝息を立てていた。寝てばかりはいられない。起きるとついつい気弱の気が首を擡げてくる。これからどうなるのだろう、と考えてしまう。不安になる。打ち消すのに躍起になる。覚悟というものが出来てないもんだから、よろりよろりする。もっとしっかり腹を据えなければダメだと叱る。
おや、新聞が配達されて来たぞ。バイクの音がした。真夜中の仕事は辛いだろう。偉いなあと思う。
よくここまで、持ち堪えて来たもんだ。騙し騙し、摩り摩り、撫で撫で、励まし励ましして。麻痺の足はほっそりしている。樫の木の棒になっている。これじゃ、体重は支えきれない。カバーしてあげないといけない。杖なしで歩こうなんてのが、横着すぎたのだ。
リハビリで鍛えるという策が残っている。鍛えるとそれだけ筋肉がついて脹ら脛が膨らんで来る。生き残りたいのなら、これに賭けるしかなさそうだ。ここのところずっとリハビリをサボってばかりだったからなあ。それが悔やまれる。
よくここまで、持ち堪えて来たもんだ。騙し騙し、摩り摩り、撫で撫で、励まし励ましして。麻痺の足はほっそりしている。樫の木の棒になっている。これじゃ、体重は支えきれない。カバーしてあげないといけない。杖なしで歩こうなんてのが、横着すぎたのだ。
リハビリで鍛えるという策が残っている。鍛えるとそれだけ筋肉がついて脹ら脛が膨らんで来る。生き残りたいのなら、これに賭けるしかなさそうだ。ここのところずっとリハビリをサボってばかりだったからなあ。それが悔やまれる。