粉雪が舞っている。横殴りに。12月26日。日曜日。村里は年末であっても静かだ。
畑の大根の葉っぱが寒そうにしている。霜の被害なのだろうか、萎れて、みなみなうつむき加減だ。
お爺さんはやっと今し方外に出た。もうお昼時だ。
庭先を一周した。両手をポッケに収めて、おお寒おお寒を言いながら。
京都の町を走り抜ける全国高校女子駅伝大会を見た。わが郷土のチームは善戦して22位だった。
肩脱ぎして走る女子高校生ランナーは、きっと寒いはずなのに、寒そうな顔をして走っている選手は見かけなかった。
闘志をみなぎらせているのだろう。若いエネルギーがあふれていた。
午後からは男子だ。我等が鳥栖工業高校チームは10位内に入る可能性が大きい。身を乗り出して応援をしよう。